KKT杯バンテリンレディス

　女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディス最終日が20日、熊本空港CC（6565ヤード、パー72）で行われ、佐久間朱莉（大東建託）が悲願のツアー初優勝を果たした。優勝賞金1800万円に加え、豪華副賞もゲットした。

　グリーンの優勝ブレザーを着た佐久間。優勝副賞として受け取ったのは、メルセデス・ベンツの「A 200 b」。大きなカギの模型を手にニッコリ笑って記念写真に納まった。同社公式サイトによると、メーカー希望小売価格は税込577万円。パタゴニアレッドのカラーが印象的な一台だ。

　1年前にはV逸で号泣した佐久間。今年はうれし涙を流した。優勝スピーチでは、「なかなか勝てなくて苦しい時間も長かったんですけど、自分を信じて今日この日まで戦ってきてよかったと思います。私一人の力ではなくてマネジャーだったり、トレーナーさんだったり、スポンサーさんだったり、多くの方々に支えていただいたおかげ」と喜んでいた。

　この日、1打差の2位で出た佐久間は、前半2番でバーディーを奪うと、4、6、9番でもバーディー。2位の小林夢果、大里桃子に2打差で迎えた最終18番パー5では、バーディーパットこそ外したが、30センチほどのウィニングパットを決めた。キャディー、同組選手とハグを交わすと涙。桑木志帆らとも抱き合い、また涙した。