フィギュアスケート全日本選手権・公式練習

　フィギュアスケートの全日本選手権は20日、長野・ビッグハットで公式練習が行われた。男子シングルで大会連覇を目指す宇野昌磨（トヨタ自動車）は、ショートプログラム（SP）の曲をかけた練習で全てのジャンプに成功。状態については「すごく良いわけでもなく、悪いわけでもなく。後は試合でどうなるかなというところ」と語った。

【注目】CW-Xを川澄奈穂美選手がお試し　運動パフォーマンスを支える「股関節サポート機能」って？（W-ANS ACADEMYへ）

　2週前に行われたグランプリ（GP）ファイナルでは2位だった宇野。「一日も無駄にしない練習をしたつもり」と語った通り、公式練習では状態の良さを感じさせた。「競技でやっていく以上、表現も頑張りたいですけど、ジャンプが結果を求めるうえでは必要になってくる」と考え、ジャンプ練習の比重を増やして今大会を迎えた。

　世界選手権の代表3枠を争う舞台でもある。今季から選考対象選手が事前に公表されているが、宇野はまだしっかりとは確認していないと明かし「この大会でどの順位を取ったら選ばれるとかはわからないですけど、選ばれたら頑張りたいですし、選ばれるように良い順位を取れるよう頑張りたい。選ばれなかったら……ドンマイって感じだと思ってます」と落ち着いた様子で笑った。

　現状は代表切符獲得が有力視されている。年内最後の大舞台。「同じグループで練習した皆、良い感じで仕上がっていて、例年よりジャンプの調子もよさそうでしたし、より難しい戦いになる。全員が最善を尽くして、最高の試合をできたうえで、良い順位が取れたら嬉しい」と意気込んだ。