2位までパリ五輪代表に…5秒差で逃した大迫傑の行動に騒然

　パリ五輪のマラソン日本代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップ（MGC）が15日、東京・国立競技場発着で行われた。前日本記録保持者の大迫傑（Nike）は2時間9分11秒で3位となり、5秒差で五輪代表決定を逃したものの、その後の行動を見たファンの間に「グッとくる」「泣ける」と感動が広がっている。

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　このレースは上位2選手が五輪代表に決定し、3位は選考対象選手となる。大迫は2時間9分6秒でゴールした赤崎暁（九電工）との2位争いに敗れ3位。ただ土砂降りの雨という悪コンディションの中、ゴールしてもその場をなかなか去らず、トラック内に残っていた。

　大迫が待っていたのは、43位の2時間16分51秒でゴールした高田康暉（住友電工）だ。早大競走部の後輩にあたるランナー。寒さも感じられる中、自らのタオルをかけてねぎらう姿に、X上では感動したファンのコメントが並んだ。

「早稲田の先輩後輩。なんかグッとくるな」
「大迫さんずっとゴールから離れないと思ったら高田選手待ってたのね」
「ずっと高田をゴール前で待ってたのは人としてもできすぎ」
「高田選手のこと待ってたのか……泣ける」
「高田さんと大迫さんのやりとりにほっこり」
「フィニッシュを待っていた大迫選手を見て涙腺が」

　個人競技のマラソンで見えた仲間との絆に、ファンの心も動かされたようだ。