ホバニシャンとのWBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦で11回TKO勝ち

　ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦で同級3位アザト・ホバニシャン（アルメニア）に11回TKO勝ちを収めた同級2位の元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ（メキシコ）。スティーブン・フルトン（米国）の保持するWBC王座挑戦権を獲得した悪童だが、スーパーバンタム級に転向する井上尚弥（大橋）に対し、「オレが仕留めてやる」と豪語している。

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　ホバニシャン戦との死闘後、両目の周りに黒いアザが残るネリは米ボクシング専門メディア「ファイトハブTV」公式YouTubeチャンネルに登場。「いい気分だ。この結果が手にできるぐらいメキシコシティでハードな練習を積んでこれたんだ」と通訳を通じてスペイン語で話した。

　激戦については「もちろん驚いたぜ。5ラウンド辺りでKOを仕留めるつもりだったからな」と振り返りつつ、強気のコメント。一方で、ホバニシャンがネリを抱えながらボディを狙ってきたとし、「少しダーティだ」とクレームをつけていた。

　この勝利でビッグファイトを視野に入れるネリだが、今後については「ナオヤ・イノウエを目指している。ビッグファイトになるだろう。オレが仕留める」と無敵のモンスターを向こうに回して豪語。その上で「KO決着になるだろうな。彼は正面から撃ち合うファイターだし、勇敢だ。オレも同じことするつもりだ。だからKOだ」と乱打戦も見据えている。

　井上は無敗王者のフルトン戦がスーパーバンタム級初戦と見込まれているが、このメガマッチについては「スタイルが違う。フルトンの方がイノウエよりもずっとサイズは大きいが、五分五分だ」と予想している。