バイシクル弾の瞬間、無表情ぶりに各国反応「ジダンのリアクションはプライスレス」

　サッカーのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）は3日（日本時間4日）、決勝トーナメント準々決勝第1戦でレアル・マドリード（スペイン）がユベントス（イタリア）に3-0で先勝。2得点したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのオーバーヘッド弾は世界に驚愕を与えたが、その瞬間のジネディーヌ・ジダン監督が話題を集めている。海外メディアが動画付きで紹介すると「底抜けに面白い顔面蒼白のセレブレーション」「ジダンのリアクションはプライスレス」と続々と報道されている。

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　ロナウドが放った一撃は、チームを率いるジダン監督にとっても衝撃だったのかもしれない。リアクションが話題となったのは、1-0で後半19分のことだった。

　右サイドからエリア内に侵入したDFダニエル・カルバハルは右足でふわりとした浮き球を中央に送った。これに反応したのがロナウドだ。ゴールに背中を向けた状態から右足で踏み切ると、空中で反動をつけ、オーバーヘッドを放った。強烈なシュートはゴール右隅へ。予期せぬ体勢から放たれたシュートにGKも一歩も動けない。ゴールネットが豪快に揺れた。

　一気に熱狂に沸くスタジアム。相手ディフェンス陣が呆然と立ち尽くしていたが、自軍の指揮官にとっても唖然とするゴールだったようだ。ベンチ前のジダン監督はゴールの瞬間、なぜか喜ぶ素振りも見せず、降りしきる雨の中、頭を抱えるように右手を挙げ、ベンチを振り返ると、何やら二、三言、口走った。よほどゴールの衝撃が大きかったようだ。