前半だけで14得点5リバウンドを記録、ブルックスHC「彼は本当に素晴らしい」

　米プロバスケットボール（NBA）のウィザーズは7日（日本時間8日）、本拠地でマーベリックスと対戦。119-118で接戦を制した。復帰後2試合連続でスタメン出場した八村は、復帰初戦を上回る28分42秒の出場で17得点、6リバウンドを記録。この活躍には指揮官も驚きを隠せない様子だった。

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　離脱期間の長さを感じさせないパフォーマンスを2試合連続で見せた八村。第1クォーター（Q）からエンジン全開で、立ち上がりすぐに3Pを沈めると、第1Q残り8分10秒にボンガからパスを受けて、豪快なダンクを叩き込み、雄叫びを上げた。前半だけで14得点5リバウンドを記録してチームに勢いをもたらし、自身の最終的なプレー時間も28分を超えた。

　試合後、八村について聞かれたウィザーズのスコット・ブルックスヘッドコーチ（HC）は「彼は本当に素晴らしい」と手放しで称賛し、こう続けた。

「大体2か月休んだのに、1試合も欠場していないような活躍だ。何人かの選手はそういった能力を持っている。私にはできないよ（笑）。彼は長い期間離脱し、何もできなかった。そのあと復帰してあのプレーだ。素晴らしいよ。ゲームへのアプローチがとても印象的だ」

　怪我からの復帰戦となった3日（同4日）のウォリアーズ戦前には、八村のプレー時間を20分以下に抑えると話していたブルックスHC。しかし、八村のコンディションが想像以上に良かったことから、制限を上回る26分間のプレー時間を与えていた。

　この日は特にプレー時間の制限はなかったものの、ブルックスHCが話したように、この2試合で全く練習できない期間が1か月近くあったとされる選手とは思えないパフォーマンスを見せている。

　次戦は9日（同10日）に渡邊雄太が所属するグリズリーズと本拠地で対戦するウィザーズ。今日の勝利で東カンファレンス9位に浮上し、プレーオフ進出も現実的な射程距離に入ってきたため、是が非でも勝利を掴みたいところだ。