3回転アクセル対決は紀平に軍配、3位のユ・ヨンも絶賛

　フィギュアスケートの4大陸選手権が6日、韓国・ソウルで開幕。女子ショートプログラム（SP）では昨年大会女王の紀平梨花（関大KFSC）が81.18点をマーク。連覇へ向けて首位に立った。“キム・ヨナの後継者”と言われる、地元期待の15歳ユ・ヨンは73.55点で3位。演技後の会見では紀平が美しく決めた3回転アクセルを絶賛している。

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　青の衣装に身を包んだ紀平。冒頭では代名詞の3回転アクセルを、高く、美しく成功させた。首位発進を決めた昨年女王の見事なジャンプは、ライバルにとっても称賛の対象だ。

　同じく3回転アクセルを武器とするユ・ヨン。冒頭にトライしたが、着氷が乱れてしまった。五輪公式メディア「オリンピックチャンネル」では会見の様子を動画で公開しているが、そこでは紀平のジャンプについてこう言及している。

「彼女は私よりすごい選手です。特にトリプルアクセルについては、私より素晴らしいです。私は彼女と一緒にトレーニングをしていて、その姿を見ていますが、素晴らしいスケーターだと思います。私は彼女のようなトリプルアクセルを自分も身につけたいと心から思っています。でもそれはもっと練習しないといけないという意味ですよね」

　韓国選手権を3連覇、冬季ユース五輪でも優勝を飾った15歳はこう振り返り、紀平の3回転アクセルに羨望のまなざしを向けていた。