[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

【柔道】190cm155kgの新星 斉藤仁さん次男・立が初V 監督が期待する“金メダリストの系譜”

全国高校総体(インターハイ)の柔道男子の個人戦が10日、三重・津市のサオリーナで開催され、100キロ超級ではロサンゼルス、ソウル五輪で連覇を果たした故・斉藤仁氏の次男、国士舘(東京)の斉藤立(たつる、2年)が6試合オール一本勝ちで初優勝を飾った。

6試合全一本勝ちで初優勝を飾った国士舘・斉藤立【写真:山田智子】
6試合全一本勝ちで初優勝を飾った国士舘・斉藤立【写真:山田智子】

インターハイ男子柔道で6試合全一本勝ち、岩渕監督「鈴木桂治、石井慧のように」

 全国高校総体(インターハイ)の柔道男子の個人戦が10日、三重・津市のサオリーナで開催され、100キロ超級ではロサンゼルス、ソウル五輪で連覇を果たした故・斉藤仁氏の次男、国士舘(東京)の斉藤立(たつる、2年)が6試合オール一本勝ちで初優勝を飾った。

「昨日(9日の団体戦)の負けから気持ちを切り替えられた」。前日の団体戦決勝で優勢負けした天理(奈良)の中野寛太と3回戦で再び相まみえた斉藤は、得意の体落としで昨年王者を畳に沈めて雪辱を果たすと、決勝では崇徳(広島)の松岡大輝に開始わずか40秒で内股を決めて、観客を唸らせた。

 身長190センチ、体重155キロ。父譲りの恵まれた体格を持つ柔道界期待の新星は、「(3回戦は)勝ててうれしかった。でもまだ通過点。五輪は以前から目標にしている。ここから五輪に向けてしっかりと頑張りたい。全日本ジュニア、講道館でも負けたくない」と視線を既に次に向けている。

 国士舘の岩渕公一監督は、「昨日のようなピリピリした場面で、まだ自分の良さを確立できていない。でも昨日の負けがあって今日がある。これも将来に向けた成長の過程。まだこの先、全日本ジュニアも講道館杯もある。たまたまですが、うち(国士舘出身)の鈴木桂治(アテネ五輪金メダリスト)、石井慧(北京五輪金メダリスト)も、高校生で講道館杯を穫っている。彼にもそういう風になってほしい。そのためには本当に厳しい練習と苦労をしなければいけない」と厳しい言葉の中に期待の高さを感じさせた。

(山田 智子 / Tomoko Yamada)

山田 智子

愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集