2人の山の神を生んだ福島はなぜ長距離王国に? まかれた種…98年前にドイツから帰った五輪ランナーは何者か

箱根駅伝も今井正人、柏原竜二という「山の神」を輩出
「駅伝王国」といえば長野県などが有名だが、実は福島県も陸上長距離大国として知られている。1964年東京五輪マラソン銅メダリストの円谷幸吉は伝説的なランナー。その後もマラソン元日本記録保持者の藤田敦史ら名ランナーを輩出し、多くの指導者が活躍している。
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第1回大会で5区を走った三浦の影響か、福島県勢は箱根駅伝の山上りでも活躍している。初代「山の神」と呼ばれた今井正人(順大)、2代目の柏原竜二(東洋大)は、ともに同県出身。山に強いのは、三浦以来の福島の伝統なのかもしれない。
三浦だけではない。およそ100年前、いち早く五輪に出場して世界を体験した選手たちは多くのものを持ち帰り、日本にスポーツの種をまいた。まだまだ陸上も、スポーツも、日本では始まったばかりだった。
福島駅から阿武隈急行線で30分、梁川駅前には三浦弥平の記念碑が建てられ、伊達市では1980年から三浦弥平杯梁川ロードレースが行われている。福島にスポーツの種をまき、陸上長距離王国の礎を築いた三浦。その功績は、今も語り継がれている。
(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)
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