府中で1年間威張れるか ラグビー元日本代表・廣瀬俊朗が力説、ダービーの重みと友情
ラグビー・リーグワンの創設シーズンも、いよいよクライマックスを迎えようとしている。上位4チームに与えられるプレーオフ出場権を懸け、現在4位につける東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)は5月1日、首位に立つ東京サントリーサンゴリアス(東京SG)との「府中ダービー」(17時・味の素スタジアム)を迎える。“府中最強”の意地と誇りを懸けた戦いは、BL東京にとってはリーグワン前身のトップリーグを含めて6シーズンぶりの4強入りを左右する大一番。BL東京OBで、ダービーマッチ当日もゲストとして“参戦”する元ラグビー日本代表主将の廣瀬俊朗氏が、チームアンバサダーを務める盟友・大野均氏とトークバトルを繰り広げた。後編では、国内リーグにおける伝統の一戦になった「府中ダービー」の意義と魅力、このゲームに懸けてきた選手の想いや裏話を熱く語り合う。(取材・文=吉田 宏)
「廣瀬俊朗×大野均対談」後編、BL東京のレジェンドが語る“府中ダービー”の魅力
ラグビー・リーグワンの創設シーズンも、いよいよクライマックスを迎えようとしている。上位4チームに与えられるプレーオフ出場権を懸け、現在4位につける東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)は5月1日、首位に立つ東京サントリーサンゴリアス(東京SG)との「府中ダービー」(17時・味の素スタジアム)を迎える。“府中最強”の意地と誇りを懸けた戦いは、BL東京にとってはリーグワン前身のトップリーグを含めて6シーズンぶりの4強入りを左右する大一番。BL東京OBで、ダービーマッチ当日もゲストとして“参戦”する元ラグビー日本代表主将の廣瀬俊朗氏が、チームアンバサダーを務める盟友・大野均氏とトークバトルを繰り広げた。後編では、国内リーグにおける伝統の一戦になった「府中ダービー」の意義と魅力、このゲームに懸けてきた選手の想いや裏話を熱く語り合う。(取材・文=吉田 宏)
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廣瀬 「リーグワンのこれからについては、先ほども話したように、海外の素晴らしい選手が来て、2023年ラグビーワールドカップ(W杯)へ向けて日本代表でも活躍したい選手もいる。大学生も卒業していきなり公式戦に出たりとか、いろいろな選手が活躍できる場になっているのは、とても面白いなと思う。事業サイドでもビジネスの遂行という、これまでにないことに取り組んでいる。各チームまだまだ試行錯誤で、大変なこともあるかなと思うけれど、すごく楽しみですね。
僕も今、リーグワンの周辺でお仕事をさせてもらっていますけど、そういうことは今までならあまりできなかった。いろいろな人にチャンスが訪れるような方向になりつつあるのが楽しいですよね」
大野 「リーグワンが始まって選手の露出が増えたし、ただラグビーをやっているだけじゃなくて、自分のプレーをしっかりと応援してくれる声が選手に生で届いている印象です。これは本当にやり甲斐があるし、新しい力になると考えている。プロになって、各チームがそれぞれの色を出して、試合前からお客さんを楽しませるという心意気を感じています。
観戦に来るお客さんも楽しみだし、ラグビー以外の楽しみもあるのがリーグワンの特徴だし、魅力の一つ。始まって1年目でコロナもあって、なかなか思ったようにできないこともあったけれど、ここから2年、3年目と徐々に盛り上がりを見せてほしい。2023年W杯があって、大会後にはまた世界のビッグネームがどんどん入って来てくれると思うので、それも1人のラグビーファンとしては楽しみにしています」