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バスケ名門レアルコーチ、NBA選手を生む「考えさせる」指導論 大事なのは「Why?」 

名門クラブのメソッドを吸収し、参加者は有意義な時間に【写真:編集部】
名門クラブのメソッドを吸収し、参加者は有意義な時間に【写真:編集部】

選手向けプログラムも実施「参加できた少年少女は幸せだったはず」

 米プロバスケットボール(NBA)のマーベリックスでプレーするルカ・ドンチッチ(スロベニア)も、レアル・マドリードで育った選手の一人。ラバナール氏によると、コーチにある指示を受けたが、試合で想定外のことが起きた時、指示に反したプレーで乗り越えたという。「それは怒ることではない。それこそが大事なことで、いい選手。彼は学ぶ能力、判断力がずば抜けていた」。18年のNBAドラフト会議で全体3位指名を受けた名選手の当時を振り返った。

 座学の後には体育館へ移動し、実技指導。それぞれの参加者が考案したメニューを実際に行い、ラバナール氏が「説明時間が長い」「メニューが複雑」などと丁寧にアドバイスした。24日までは選手向けの講習も実施。ラバナール氏はクリニックの全日程を終えて、こう振り返った。

「クリニックは成功に終わったと思います。選手クリニックではU-12からU-17までの選手たちが異なったセッションのグループに参加しました。とてもアクティブで細部まで計算された説明が行われ、レアル・マドリード財団のメゾットに沿ったスポーツを通じた教育がなされたと思います。

 子供たちの遊び心を大きく引き出す方法論を使い、セッションではいつも彼らにトレーニングの価値を伝えることに重点を置きました。とても熱心なコースで、参加できた少年少女にとっては幸せだったはずです。

 指導者講習では特定の方法論、戦術技術的な内容の計画と順序付け、およびレアル・マドリード財団の教育モデルの固有価値について講義しました。レアル・マドリード財団にとって、このクリニックはバスケットボールの発展を後押しするものであり、遊び心と教育的視点の相互から良い発達をスタートさせると考えています」

 八村塁(ウィザーズ)や渡邊雄太(グリズリーズ)などNBAプレーヤーも台頭してきた日本のバスケット界だが、世界に比べるとまだまだ先進国とは言えない。強豪国の名門クラブからメソッドを吸収し、未来に役立つ有意義な時間となった。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)

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