「えっっ!」本人仰天 全日本で飛び出した“区間新記録”の裏に…度胸の原点「10mから飛び込んだり」――名城大・近藤希美
全日本大学女子駅伝は25日、弘進ゴムアスリートパーク仙台発着の6区間(38.0キロ)で行われ、名城大が2時間2分21秒の大会新記録で優勝を果たした。2区(4.0キロ)で近藤希美(3年)が12分36秒の区間新をマーク。チームを先頭に導く快走で、3年ぶり9度目の制覇の立役者となった。

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 第44回全日本大学女子駅伝
全日本大学女子駅伝は25日、弘進ゴムアスリートパーク仙台発着の6区間(38.0キロ)で行われ、名城大が2時間2分21秒の大会新記録で優勝を果たした。2区(4.0キロ)で近藤希美(3年)が12分36秒の区間新をマーク。チームを先頭に導く快走で、3年ぶり9度目の制覇の立役者となった。
度胸満点に攻め切った。近藤は2番手でタスキを受け取ると、恐れず猛然と先頭を追った。2.6キロ付近でトップだった帝京科学大を抜き去った。従来の区間記録(2025年城西大・兼子心晴)を2秒更新。インタビューで「えっっ! 知らなかったです」と自らもビックリ。米田勝朗監督から「近藤で先頭に立つ」と求められていた役割を完璧にやり遂げた。
度胸のルーツは、幼少期にあるのかもしれない。小学2年生から中学1年頃まで取り組んでいたのが、水泳の飛び込み。大会では高さ5メートルの台から飛び込んでいたが、「遊びで10メートルから飛んだりしていました」。高い台の上で恐怖心と向き合い、それを乗り越えた先に広がるワクワク感を、幼い頃から知っていた。
高さへの恐怖心を抑え、瞬時に体を操る集中力が求められる。そんな日々の練習では、メンタル面が鍛えられた。「精神的な部分は鍛えられたかなと思います。へたすると大けがにもつながりますし、水でも痛い。集中して飛ばないといけない。メンタル面、挑戦する気持ちは、そういったところから鍛えられたかなと思います」と振り返る。今に通じるルーツだ。
小学1年生から中学時代までは器械体操にも打ち込んでいた。「全身運動なので、体の使い方はすごく役に立っていると思います。走る時のバランス感覚など器械体操や飛び込みをやっていて良かったなとすごく思います」と話した。
昨季からの成長については「スタミナ」を挙げた。昨年は全日本大学女子駅伝も、富士山女子駅伝もレースを走れなかった。その悔しさを糧に、苦手だった走り込みにも向き合った。「あと1キロプラスして走る」「あと1本だけ」「あと5分だけでも長く走ろう」。そう自分に言い聞かせながら、練習を重ねた。1歩先を目指した努力が、区間新につながった。
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