プロ野球監督も「柔らかくしなさい!」 40代から股関節の柔軟性を伸ばす方法
忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回は読者から届いた質問に答え、「股関節の柔軟性」ついて。「THE ANSWER」公式YouTubeチャンネルの動画では、中野トレーナーが提案する「股関節の柔軟性を上げるストレッチ」を紹介しています。
連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」
忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回は読者から届いた質問に答え、「股関節の柔軟性」ついて。「THE ANSWER」公式YouTubeチャンネルの動画では、中野トレーナーが提案する「股関節の柔軟性を上げるストレッチ」を紹介しています。
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Q.「私はバドミントンをしています。同時に小学生から高校生までの子どもたちにも教えています。
最近、バドミントンをプレーする際、脚の動きが悪く、また、体に体重がのらず、打球のスピードが落ちている気がします。一方、子どもたちは、若いのに下半身のパワーがない感じがします。
先日、日本ハムの新庄剛志監督が選手に『股関節を柔らかくしなさい!』と話しているのをテレビで観て、もしかしたらバドミントンも股関節を柔らかくすれば、シャトルを打つときやフットワークにも何か役立つかな? と思いました。
実際、パフォーマンスと股関節の柔軟性は関係があるのでしょうか? そうであれば、股関節のストレッチも教えてください」(40代・女性)
A.股関節の柔軟性が低いと、当然、足のスタンスやスライドは狭くなります。ですから、股関節を柔らかくすることで、動きがよくなる可能性はあります。
競技は異なれど動きのなかで股関節を過度に広げる際、柔軟性は非常に重要です。バドミントンであれば、脚を前後に大きく広げ、前に落ちるシャトルを踏みこんで打ち返す動作。こういった、「あとちょっとの距離」が届くか届かないかという場面で、股関節の柔軟性の有無は重要になります。新庄監督がどの場面でその言葉を発したのかがわからないのですが、野球でのそういった動作を想定し、言われたのかもしれません。
ただ、今回の質問者さんの40代という年齢、「脚の動きが悪く、体重が乗らない」「打球のスピードが落ちる」という言葉から推測するに、今悩まれていることの一番の原因は臀部の筋肉量不足と考えられます。