統一戦に挑むテテ、プロモーターが明かした青写真「カシメロに勝てたら…」

　ボクシングのWBO世界バンタム級王者ゾラニ・テテ（南アフリカ）は0日（日本時間12月1日）にWBO暫定王者ジョン・リエル・カシメロ（フィリピン）との統一戦に挑む。テテと契約する「クイーンズベリープロモーションズ」の総帥、英国人プロモーターのフランク・ウォーレン氏は「カシメロ戦に勝てたら、ナオヤ・イノウエとの統一戦にも勝てると信じている」と語り、WBAスーパー＆IBF世界同級王者・井上尚弥（大橋）にターゲットを定めている。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が伝えている。

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「テテによってナオヤ・イノウエはあらゆる問題にぶち当たるだろう」と報じた記事では、カシメロ戦に挑むテテをプロモートするウォーレン氏のコメントを紹介。「もし、テテが土曜夜にバーミンガムで戦うカシメロとのWBO防衛戦に勝つことができたら、ナオヤ・イノウエとのバンタム級統一戦にも勝つことができると信じている」と語ったという。

　記事では南アフリカ出身の31歳は肩の故障で1年以上リングから遠ざかり、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ（WBSS）準決勝のノニト・ドネア（フィリピン）戦も棄権した経緯を紹介。その上で「ウォーレン氏はテテが日本のスーパースターと戦うなら、テテは勝てるのではないかという真剣なチャンスがあると信じている」とし、本人のコメントを紹介している。

「彼はタフな試合をやり抜く必要がある。そして、もし彼がイノウエへの挑戦が実現できるとするなら……」と語った上で「テテは土曜の試合を勝ち抜くことができたら、日本へ行って試合をしたいという気持ちがある。その試合は極めて注目を浴びる試合となるだろう」とモンスターに対する思いを代弁したという。井上との対決を実現させるためにも、この試合は負けられない。