ドラフト歓喜の横で「ホントに不安でした」 2時間待機→虎6位、越川海翔の葛藤「モニターをずっと…」
プロ野球のドラフト会議が22日、都内のホテルで行われ、社会人野球の東京ガスからは2人が指名を受けた。ヤクルトの1巡目で藤澤涼介外野手が指名されてから2時間後、阪神の6巡目指名を受けたのが越川海翔捕手だ。控え室でモニターを見ながら、不安と戦う心情はどのようなものだったのだろうか。

チームメートはヤクルト1位の藤澤、その後2時間待ち続けた心境は
プロ野球のドラフト会議が22日、都内のホテルで行われ、社会人野球の東京ガスからは2人が指名を受けた。ヤクルトの1巡目で藤澤涼介外野手が指名されてから2時間後、阪神の6巡目指名を受けたのが越川海翔捕手だ。控え室でモニターを見ながら、不安と戦う心情はどのようなものだったのだろうか。
「自分は下位だとは思っていたんですけど、本当に不安で……。モニターをずっと見ていました」
東京ガスの指名会見は、大田区にある運動部のクラブハウスで行われた。指名があった順に報道陣の取材に臨むシステム。藤澤はヤクルトの単独1位指名で、午後5時のドラフト開始早々に行き先が決まった。午後6時から会見が行われ、ブラウンのスーツを着た越川は控え室に残された。そこから2時間、心は千々に乱れた。指名はあるのか、ないのか……。ようやく7時過ぎ、阪神の6巡目で名前を呼ばれた。
「もう、飛び上がるくらいうれしい気持ちでしたね」。藤澤に続いてグラウンドに現れると、スーツのまま仲間の胴上げを受けた。報道陣からの虎グッズに囲まれ、笑顔がはじける。早くも超人気球団の洗礼を浴びた。
チームメートの藤澤とは、同じセ・リーグに進むことになる。「藤澤は誰が見てもすごい選手です。でも自分は弱点もいいところも知っている」。売り物の強肩で「盗塁を刺したいです。走ってくればですけど」と笑う。
プロでは、もう一人対戦したい選手がいる。関大でバッテリーを組んでいた金丸夢斗投手(中日)は、2年前にドラフトの目玉としてひと足先にプロ入り。侍ジャパン入りも果たすなど、1軍で着々と実績を積んでいる。「対戦してみたい選手です。自分が4割くらい打てると思います」。冗談めかして口にするが、こちらも攻略法は知っていると言わんばかりだ。
金丸の背中を追いかけて、ここまでやってきた。「大学からすごい選手で、自分も頑張れば上でやれるのかなと思わせてくれた選手でした」。ドラフト解禁年の今年、都市対抗予選で打撃の進歩に手応えがあったことで、同じ世界に行けるのではと感じたという。東京ガスでは捕手出身の松田孝仁監督の指導もあり、インサイドワークも向上した。
趣味も特技も「プロレスです」と言い切る好漢。好きな言葉は「物事が変わるのは一瞬だ!」。応援する新日本プロレスのYOSHI-HASHIが、リングでの代名詞にしてきたセリフだ。待ち続けた先の一瞬で、まさに人生が変わった。「阪神が強いのは扇の要が強いから。チームを優勝させる捕手になりたい」と、熱く抱負を語っていた。
(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)
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