18歳久保凛が涙、メダルまで0秒12届かず4位 超スローは「想定外」…泣いた展開「全然うまくいかなかった」
愛知・名古屋アジア大会の陸上は29日、パロマ瑞穂スタジアムで女子800メートル決勝が行われ、日本記録保持者の久保凛(積水化学)は2分5秒46で4位だった。初出場のアジア大会で、同種目日本勢の52年ぶりメダルまで0秒12差と肉薄した。

「THE ANSWER 陸上PLUS|NEWS」 愛知・名古屋アジア大会
愛知・名古屋アジア大会の陸上は29日、パロマ瑞穂スタジアムで女子800メートル決勝が行われ、日本記録保持者の久保凛(積水化学)は2分5秒46で4位だった。初出場のアジア大会で、同種目日本勢の52年ぶりメダルまで0秒12差と肉薄した。
超スローペースの展開だった。最初の1周は66秒67。残り1周を告げる鐘が鳴ると、一気にペースアップした。久保もギアを切り替え、上位3人に必死に食らいついたが、わずかに及ばず。4位でフィニッシュした。
久保にとっては想定外の展開だった。レース後は涙があふれた。「自分的には前でレースを進める自信がないというのがあった。後ろで付いてというレースをしたいなという風に思っていたので。したいなというか、そういう形で進めようと思ったのですけど、予想以上にすごいスローペースになってしまって。まずそこがすごいもったいなかった」と言葉を詰まらせた。
「すごいスローペースになるという想定ができていなかった。思っていた以上にスローペースになって、ラストも最後の最後のところでキレがなかった。何もかも、タイムは仕方ないと思うんですけど、順位もレース内容も全然上手くいかなかった形で終わってしまった」と振り返った。
前日28日の予選では2分2秒87の2組4着。着順では逃したものの、タイム上位で決勝に進んでいた。
18歳の久保は高校時代から女子800メートル界を牽引してきた。昨年7月の日本選手権で1分59秒52をマークし、自身の日本記録を更新。今春に東大阪大敬愛高を卒業して積水化学に加入し、6月の日本選手権では2分1秒54で3連覇を達成した。
8月のU20世界選手権では5位だった。予選後に右太ももを痛めた影響もあり、悔しい結果に終わった。まず状態を戻すことに意識を置いて、大会に備えてきた。
来年には世界選手権北京大会が控える。「冬にしっかり練習を積んで、シーズンの初めには今シーズンと別人かのような走りに、2分を全然切れますという走りができるようになりたいと思っています」と前を向いた。
(取材=寺田 辰朗 / 構成=THE ANSWER編集部)
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