過激卓球ファンの「深刻被害」も…中国No.1男子が吐露「ただただ疲れる」身心に異変か、母国懸念
愛知・名古屋アジア大会の卓球が28日にスカイホール豊田で行われ、男子シングルス決勝で世界ランク8位の林詩棟が、同1位の王楚欽を4-0で下して金メダルを獲得した。熱狂的なファンを多く抱える王楚欽への声援がこだました一戦。中国メディアは、王楚欽の会見コメントに脚光を当てた。

愛知・名古屋アジア大会
愛知・名古屋アジア大会の卓球が28日にスカイホール豊田で行われ、男子シングルス決勝で世界ランク8位の林詩棟が、同1位の王楚欽を4-0で下して金メダルを獲得した。熱狂的なファンを多く抱える王楚欽への声援がこだました一戦。中国メディアは、王楚欽の会見コメントに脚光を当てた。
中国対決となった決勝戦。会場には中国人ファンも多数駆けつけた。ただ、その多くが王楚欽を支持するファンで、林詩棟が得点しても盛り上がらなかった。異様な雰囲気の中での金メダル獲得となった林詩棟は喜ばず淡々とした表情を浮かべ、表彰式では王楚欽が最も大きな歓声を浴びていた。
中国メディア「新民晩報」は試合後の会見で語った王楚欽のコメントに脚光。「王楚欽はある言葉を口にした。それは、この試合のスコア以上に人々の関心を引くものだった」と伝えている。
王楚欽は「全体として今はプレーするたびにエネルギーを削り取られているような感覚です。理由は分かりませんが、ただただ疲れるんです」と心境を吐露。さらに「ワールドカップや世界選手権を終えてから、以前のようにプレーを楽しみ、コートで全力で戦う喜びが感じられなくなってしまいました」とも語ったという。
記事では今年3月、WTTチャンピオンズ重慶の期間中に王楚欽が「ファンカルチャー(過激なファン集団)」の混乱について言及し、自身もその「深刻な被害を受けている」と語ったことを紹介。一部の人々が「陰湿な側面」から陰謀論を唱えたり、コーチや選手を中傷するデマを流したりして、「コーチや選手を『光と影』の対立構造に置こうとしている」という。
王楚欽は当時「スポーツとは本来、とても純粋なもので、何よりも成績が全てだ」と語っていたそうだ。記事では「名古屋の会場で彼は『成績がすべて』という部分を体現してみせた。海外勢との対戦で確実に勝利を収め、表彰台に上がったのだ」と戦いぶりを評価。「しかし、彼が口にした『プレーを楽しむ感覚が見つからない』という言葉。その言葉に込められた思いは、どんなメダルよりも耳を傾ける価値があるものだろう」と懸念を伝えている。
(THE ANSWER編集部)
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