男子マラソン11位吉田祐也が涙 明かした近年の左足不調「競技続行できないんじゃないか」…越えた苦しい半年に「やっぱり感謝」
愛知・名古屋アジア大会の男子マラソンが26日、パロマ瑞穂スタジアムの発着で行われた。日本歴代4位の2時間5分16秒の自己ベストを持つ29歳・吉田祐也(GMOインターネットグループ)は2時間18分33秒の11位だった。

「THE ANSWER 陸上PLUS|NEWS」 名古屋アジア大会・男子マラソン
愛知・名古屋アジア大会の男子マラソンが26日、パロマ瑞穂スタジアムの発着で行われた。日本歴代4位の2時間5分16秒の自己ベストを持つ29歳・吉田祐也(GMOインターネットグループ)は2時間18分33秒の11位だった。
17キロ付近で先頭集団から脱落し、苦しい展開となった。優勝争いから遅れた中でも、最後まで粘った。「本当に皆さんに支えられてここまで来られた。本当にうれしかった。結果が悔しいとか、そういう思いはほとんどなくて。あの、ほんとに充実した思いで42キロを走らせてもらい、感謝の一言です」と言葉を詰まらせながら、話した。
本調子ではなかった。これまで左足の不調と向き合いながら、スタートラインに立った。もともと2024年の福岡国際以降、違和感があったという。
「この半年は何度も諦めそうになった。いわゆる『足が抜ける』症状が出てしまって、かろうじて練習をやっているという感じで、体というよりも精神的に苦しい時期が非常に続いた。競技を続行できないんじゃないかとか、ずっと思っていたのですけど、いろんなスタッフや医療関係の人に『こうすれば大丈夫、ああすれば大丈夫』っていろいろ考えてもらい、親身になってサポートしてもらい、スタートラインに立つことができた」
レース後は涙があふれ出た。周囲への感謝、結果への悔しさ、スタートラインに立てた嬉しさ‥…。さまざまな感情が入り混じっていた。涙の意味を問われると、こう言った。
「やっぱり感謝ですね。ほんとに。嬉しい……走り切れたのはまず良かったんですけど、応援してくれた人に対して、結果で返すことができなくて。それをむげにしてしまった部分もあったので。それがほんとに悔しいなっていうのもあります」と胸中を言葉にした。
吉田は青学大で活躍。当初は大手食品会社ブルボンに一般就職し、大学で競技を引退する予定だった。しかし、4年時の箱根駅伝4区で区間新記録をマークし、2020年2月の別府大分マラソンで2時間8分30秒と好走。現役続行を決意し、GMOインターネットグループで走り続け、2025年世界選手権東京大会などで日の丸を背負った。
(取材=寺田 辰朗 / 構成=THE ANSWER編集部)

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