デニス・テンさんを生んだカザフスタンに「1人の少女が頭角を現した」

「そう、自分のものにしました。しかも、とても技術的に優れ、そして上手に。彼女はトゥトベリーゼ氏の教え子です。彼女（トゥトベリーゼ氏）のところでは4回転ジャンプを学ぶことになっています。そして、彼女（トゥルシンバエワ）はそれを跳びます。私たちはただただ、魅了されるでしょう。彼女は偉い子です」

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　母国の名伯楽の下で鍛錬を積み、快挙を成し遂げた19歳を称賛。そして、4回転サルコーを決めたシーンがVTRで流れると「カザフスタンには優秀なスケーターがいました――デニス・テンです。彼のことを私たちはいつまでも覚えているでしょう。そして今、その国で1人の少女が頭角を現しました」と続けた。

「彼女は今シーズン、トゥトベリーゼ氏の下へ移り、全く別のスケーターになりました。私は彼女のことはわかりません。なぜなら彼女は以前と違うようにジャンプを選びますし、違うようにそれを跳びます。トゥトベリーゼは彼女に基礎を植え付け、その後、トゥルシンバエワはエテリ氏の下を去り、また戻ってきて、この基礎の下で練習を続けています」

　もともとはトゥトベリーゼ氏に師事していたが、シニア時代の多くはカナダのブライアン・オーサー氏の下で過ごした。しかし、今季からかつての恩師の下に戻り、才能を開花させた。ロシアの重鎮も絶賛する逸材の今後が楽しみだ。