アース・モンダミンカップ第2日

　女子ゴルフの国内ツアー、アース・モンダミンカップは27日、千葉県のカメリアヒルズCC（6688ヤード、パー72）で第2日を行い、22歳の仁井優花（エレコム）が9番パー3でホールインワンを達成し賞金600万円を獲得した。さらに15番では小野祐夢（ニチコン）も達成して1000万円を獲得しており、同日での快挙。たった一打で大金をつかむ“ドリーム”が立て続けに起きた。なお、当該ホールで最終日までにホールインワン達成者が出た場合は、賞金は複数均等割りとなる。

　またもギャラリーが沸いた。9番パ－3のティーグラウンドに立った仁井。振り抜くと、ボールはピンに向かって一直線。グリーンの狭いエリアに着弾すると、そのまま転がってカップに吸い込まれた。仁井は目を丸くしながら、その場で跳びあがって大喜び。同組の選手、キャディーたちとハイタッチして喜びを分かち合った。

　同ホールには加賀電子株式会社からホールインワン賞として賞金600万円が設定されており、仁井はたった1打で大金をゲット。この日は4番でダブルボギー、8番でボギーと苦しんでいたが、9番で挽回した。

　仁井は2023年の樋口久子 三菱電機レディスで2位に入るなど上位をにぎわせたが、昨季はメルセデス・ランキングで55位となりシード権を喪失。今季も開幕戦のダイキンオーキッドレディスで29位に入って以降は出場13試合で12回予選落ちと苦しんでいるだけに、今回のエースが浮上のきっかけになるか。

　この日は15番パー3でも27歳の小野がホールインワンを達成。こちらにはホールインワン賞としてツルハグループから賞金1000万円が設定されており、1日で2人が合計1600万円を獲得するという快挙となった。なお、当該ホールで最終日までにホールインワン達成者が出た場合は、賞金は複数均等割りとなる。