ネーションズリーグ女子第2週

　バレーボール女子のネーションズリーグ（VNL）は18日、第2週が香港で開幕し、世界ランキング5位の日本代表は同14位のタイと対戦。第1セット、第2セットを落としたものの、その後3セットを連取しフルセットの末に3-2（18-25、23-25、25-20、25-15、15-11）で劇的な逆転勝ちを収めた。劣勢を跳ね返したチームの中で、印象的な活躍を見せた33歳ベテランに称賛の声があがっている。

　4戦すべてでストレート勝ちだった第1週から一転、この日は2セットを立て続けに落として苦しんだ日本。ただ第3セットからは日本も反撃に出た。両軍最多29得点をあげた和田由紀子や21得点の佐藤淑乃らが爆発。逆転勝ちを収めたチームの中で、要所で頼もしい活躍を見せたのがMB島村春世だ。

　コートを縦横無尽に駆け回った。和田と佐藤に続いてチーム3番目の16点をあげた島村は、セッター関菜々巳のトスを巧みに引き出し、多彩なアタックを披露。コート幅を目いっぱいに使ったブロード攻撃で相手を翻弄して、流れを切りたい場面で貴重なポイントを積み上げた。

　昨季のSVリーグのベストミドルブロッカーに選出された33歳の島村は、2013年から代表に選ばれており、代表活動も10年を越えるベテラン。「応援ありがとうございました！」と綴った自身のXの投稿には、日本人ファンから称賛のコメントが相次いだ。

「相変わらずのブロード無双でした」
「島村さんキレキレでかっこよかった！」
「ジョンさんナイスプレー」
「ジョンさんの勝利への貢献度凄いです」
「ブロード攻撃炸裂してましたね」
「今日もブロード最強でした」
「何回見ても超かっこいい」

　島村の活躍もあり、見事逆転勝ちした日本は開幕5連勝で首位をキープ。次戦は同1位のイタリアと対戦する。