米メディアの匿名インタビュー企画

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は現役選手の間でも大人気のようだ。米メディアの投票企画で「最もプレーを見たい選手」に選出。2位に倍以上の差をつけた。毎年、あまりに“大谷一色”になるために設問を変えたというが、結果は変わらなかったようだ。

　米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が実施した「匿名のMLB選手投票」企画。「ショウヘイ・オオタニ？　ボビー・ウィットJr.？　これが選手たちが最も見るのが好きな男だ」と題する記事で、現役メジャーリーガーに匿名で聞いた様々なアンケートの結果を発表している。「最もプレーを見たい選手は？」という質問には135人が回答。29人が大谷を選んでいる。

　2位はロイヤルズのボビー・ウィットJr.で14票。実に倍以上の差をつけた。記事では「ここ数年、選手間投票でもショウヘイ・オオタニが『球界で最高の選手は誰か？』で圧勝を続けたため、私たちは質問を少し再編成し、選手たちが最もプレーを見るのを楽しんでいるのは誰かを明らかにしようとしました」と説明した。

「私たちの考えでは、この質問は様々な解釈ができます。誰のプレースタイルを評価しているか？　グラウンド上での情熱を見ていて楽しいのは誰か？　どんな個人的題目も受け入れられます」と設問に込めた思いに言及。「結局、蓋を開けてみれば支配的な答えは……やっぱりショウヘイ・オオタニでした」とそれでも結果は変わらなかったとしている。

　20％超の票を獲得したが、記事は「彼はもっと得票していたかもしれません。しかし、昨年と同様、複数の選手がオリジナルでなくなることを恐れて彼の名前を出さないように自分に言い聞かせていました」と大谷は“ありきたり”な選択肢になっていると強調した。