Prime Videoが発表

　動画配信サービス「Prime Video」は30日、独占生配信する6月8日のボクシング興行「Prime Video Boxing 13」の豪華出演陣を発表した。

　同日は、メインイベントでWBC世界バンタム級王者・中谷潤人（M.T）とIBF同級王者・西田凌佑（六島）の王座統一戦が行われる。WBC同級1位・那須川天心（帝拳）は世界前哨戦で、WBA同級6位ビクトル・サンティリャン（ドミニカ共和国）と同級ノンタイトル10回戦で激突する。戦績は27歳の中谷が30勝（23KO）、28歳の西田が10勝（2KO）。26歳の那須川が6勝（2KO）、29歳のサンティリャンが14勝（5KO）1敗。

　この対戦を、元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太氏がゲスト解説。さらに元WBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃氏と“神の左”と呼ばれた左ストレートを武器にWBC世界バンタム級王座を12度防衛した山中慎介氏が解説を務める。

　村田氏は「『Prime Video Boxing 13』は、日本人王者が4本のベルトを持つ群雄割拠のバンタム級でついに統一戦が行われます。これまで『Prime Video Boxing』で圧倒的な強さを見せてくれているWBCの中谷潤人選手と、初防衛戦を完勝し、評価を高めるIBFの西田凌佑選手、どちらが統一してもおかしくない激闘になると思います。世界が誇る日本のバンタム級の頂上決戦は絶対目が離せない一戦になるでしょう」とコメント。

　続けて「そして、そのバンタム級のベルトを虎視眈々と狙う那須川天心選手も世界挑戦前哨戦まで来ました。ここまでものすごいスピードで成長しており、ここでしっかりと結果を残して世界挑戦に進んでほしいと思います。確実に世界のバンタム級が動くこの『Prime Video Boxing 13』、ぜひ一緒に盛り上がりましょう！」と呼びかけた。

　中谷は西田と念願の統一戦となる。2月の前戦は同級6位だったダビド・クエジャル（メキシコ）に3回KO勝ち。3度目の防衛に成功した。来年5月頃に東京ドームで世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（大橋）との対戦が期待されている。西田は昨年5月のプロ9戦目で王座奪取。同12月に初防衛した。

　那須川はボクシング転向7戦目。2月の前戦は元世界王者ジェイソン・モロニー（オーストラリア）に判定勝ち。今回は11月頃に見据える世界初挑戦に向けた前哨戦となる。