卓球世界選手権個人戦で宿敵を撃破

　カタール・ドーハで開催中の卓球世界選手権個人戦は現地23日、女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク9位の伊藤美誠（スターツ）が、同4位の王芸迪（中国）をゲームカウント4-1で下し、4強入りした。同大会個人戦では初めてのメダルが確定し、試合後はカメラの前で涙。感情を露わにした場面に反響が続々と寄せられている。

　両目から涙があふれ出た。王芸迪に完勝したシングルス準々決勝直後、カメラに向かってピースサインを決めた。その手で頬を伝った涙を拭うと、ほっとしたような表情をのぞかせた。昨年はパリ五輪落選という屈辱も経験。復活を期した今大会、強敵から掴んだ大きな勝利の余韻に浸っていた。

　ワールド・テーブルテニス（WTT）公式インスタグラムがこの映像を公開。「抑えきれない喜び。ミマ・イトウがワン・イーディからの勝利を振り返る。日本人のスターは勝利によって世界卓球個人初のメダルを確定させた」と文面につづった。反響は瞬く間に広がり、ネット上の日本人ファンからは、感動の声が続々と寄せられていた。

「あぁ、また泣いちゃうよ～」
「マジで嬉しかったし感動して涙が出ちゃった」
「嬉しくて涙が出た」
「涙止まらん、、おめでとう」
「伊藤美誠選手の涙みてもらい泣きしそうになった」

　銅メダル以上を確定させた伊藤は24日、準決勝で同1位の孫穎莎（中国）と対戦する。