キム・ヘソンが猛アピール

　米大リーグ・ドジャースは16日（日本時間17日）、本拠地エンゼルス戦に2-6で敗れた。大谷翔平投手は「1番・DH」で3打数2安打1打点。今季初となる3試合連発の中越え16号ソロを叩き込んだ。一方、猛アピール中のキム・ヘソン内野手は3打数2安打。第2打席までに9打席連続出塁を決め、10年ぶりの球団新人記録に並んだ。

　キムは3回の第3打席で逆方向への左前打。5回には二塁へのゴロで快足を飛ばし、内野安打をもぎ取った。ともに得点には繋がらなかったが、9打席連続出塁だった。この日までの13試合で31打数14安打の打率.452。5打点、1本塁打、3盗塁、2四球で出塁率は.485と結果を残している。

　MLB公式サイトのサラ・ラングス記者はXで「キム・ヘソンが9打席連続出塁。ロス移転後、2015年のシーガーに並ぶ球団新人記録」と紹介。10年ぶりの新人記録だったという。日本のファンからは「ヘソンさんは一生懸命さが表に出るのがいいですね」と好感をもった様子のコメントが寄せられた。

　トミー・エドマン内野手が右足首を痛め、負傷者リスト（IL）入りしたのが昇格のきっかけ。エドマンとテオスカー・ヘルナンデス外野手の復帰が近いが、デーブ・ロバーツ監督はこの日の試合前の会見で「彼は確実にロースターにフィットしている」と、主力復帰後もキムをメジャーで起用していく見通しを明かしていた。

　大谷の前を打つだけに貴重な得点源に繋がる可能性も。今後の活躍も期待される。