ABEMA独占インタビューで言及

　米大リーグ・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、タイガースから放出された前田健太投手について言及。「彼を獲得することはないと思う」と語った。投手としての復帰を目指す大谷翔平については「オールスター休み前にマウンドに上がることはないと思う」とも語っている。

　新しい未来のテレビ「ABEMA（アベマ）」がロバーツ監督に独占インタビューする企画「おはようロバーツ」を5月12日に放送。アリゾナに遠征中の指揮官に、今季投手として復帰を目指す大谷の復帰時期について直撃している。

　大谷はブルペン投球を繰り返しているが、5月8日に収録したインタビューで指揮官は「試合を想定し、投げてから休憩を挟んでまた投げてもらう。注目したいのは、“投げては休む”ことと“打者相手の投球”。それからスライダーを見たい」とブルペン入りの目的を語っている。

　さらに「翔平は現時点で150キロぐらいのストレートを投げているし、スプリットもかなりいい」と評価。一方で「ただ、正直なところ、翔平がオールスター休み前にマウンドに上がることはないと思う。そう遠くないうちに投手復帰できるといいけどね」と明言した。「翔平の復帰計画と、チームの先発不足は分けて考えないと」とも語っている。

　チームはタイラー・グラスノー投手やブレイク・スネル投手など、先発投手の故障者が続出。中継ぎ陣にも故障者が生まれているが、ドジャースでもプレーした経験がある前田について「前田はタイガースから放出されたばかりで、彼を獲得することはないと思う」と答えている。

　37歳の前田は今季7試合に登板し、0勝0敗、防御率7.88だった。今季がメジャー10年目。広島からドジャースに入団した1年目は16勝を挙げるなど、在籍4年で3回の2桁勝利と活躍。トミー・ジョン手術の影響で全休した2022年を除き、実働9年でメジャー通算68勝をマークしている。