IL入りエドマンに代わり、アトランタで合流

　米大リーグのドジャースは3日（日本時間4日）、今季新加入したキム・ヘソン内野手を初めてメジャーに昇格させた。トミー・エドマン内野手が、右足首を痛め負傷者リスト（IL）入りしたための措置。キム・ヘソンの驚きの言葉を、韓国紙「スポーツ朝鮮」が伝えている。

　同紙によれば、キム・ヘソンは遠征先のアトランタでチームに合流。報道陣とのインタビューに応じ「昨日の試合が終わって、3Aの監督から聞きました。急に荷物をまとめろとおっしゃって……」と昇格を聞いた時の状況を説明した。さらに「お母さんに直接伝えました」と喜びを家族にまず伝えたようだ。

　今季、3年1250万ドル（約18億8500万円）の契約で新加入したキム・ヘソンは、大リーグのオープン戦15試合に出場したものの打率.207、1本塁打に終わると、東京への移動を目前にした3月12日（同13日）に3A降格。その後は3Aのオクラホマシティで開幕を迎え、4月12日（同13日）の試合では飛距離462フィート（約141メートル）という特大弾。ここまで28試合で打率.252、5本塁打、19打点、13盗塁を残している。

　キム・ヘソンはマイナーでの過程を「3Aにいる間、一生懸命変えた打撃フォームへの修正を行い、そこにいる選手たちといい経験をたくさん積んだ。多くの打席を経て、以前より楽に立てるようになった。まだ改善できるところも多いけれど、初めて来た時よりは良くなっていると思う」と振り返っている。

　また、シーズンを大リーグで始められなかったことは残念ではなかったかという質問にも「失望したことはない。私に足りない部分があったのでそうだと思った。いい準備をして、早く上がりたいという気持ちが多かった」と前向きな言葉を残した。

　キム・ヘソンは3日（同4日）のブレーブス戦では先発メンバーではないものの、試合に出場すれば28人目の韓国人大リーガーとなる。