名古屋ウィメンズマラソン

　9月の東京世界陸上代表の最終選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソンが9日、バンテリンドームナゴヤ発着の42.195キロで行われ、30歳の佐藤早也伽（積水化学）が自己ベスト2時間20分59秒で日本人トップの2位に入った。代表争いで大きく前進したレースを同僚が沿道で応援。作成した粋な応援グッズをSNSで公開し、激走を労った。

　ド派手にデコレーションされた。代表入りを懸けた佐藤を応援するために作られたのは、うちわ型のグッズ。ピンク地に青字で「SEKISUI」の文字が入り、佐藤の写真や金色のハートマーク、応援するキャラクターのイラストも配置された。さらに「最強」「顔面国宝」「好き」といった言葉も。周囲には白のフリルもつけられ、アイドルグッズ顔負けの出来栄えだ。

　グッズをインスタグラムに公開したのは積水化学で佐藤の同僚の24歳・山本有真。投稿には「佐藤早也伽」の文字と佐藤の写真がデザインされた裏面の切り込み写真も置き「お疲れ様でした　おめでとうございます」とキャプションも添えた。

　山本はパリ五輪陸上女子5000メートルで序盤から集団を抜け出して“一人旅”のレースで話題になった選手。今回は同僚の佐藤に向けた“粋な応援”だったようだ。