大東建託・いい部屋ネットレディス第2日

　女子ゴルフの国内ツアー、大東建託・いい部屋ネットレディスは21日、福岡・ザ・クイーンズヒルGC（6540ヤード、パー72）で第2日が行われ、3位タイからスタートした後藤未有（大東建託）は4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算10アンダーで首位と2打差の3位タイをキープした。地元・福岡出身でホステスプロとして出場している後藤は、ギャラリーの熱い声援に感謝を示しながら、「気持ちは誰にも負けていない」と悲願の初優勝を視界に捉えている。

【注目】“くいこみ”問題やズレ、ムレ、モレの悩みを軽減！　大学生アスリート６人がCW-X「スポーツ専用ショーツ」を試してみました（W-ANS ACADEMYへ）

　この日は前半の10番、14番、17番でバーディーを取って波に乗ると、後半の1番でもバーディー。その後はスコアを伸ばせなかったものの、ノーボギーで回り、2日目を終えて首位の小滝水音（静ヒルズCC）と2打差の好位置につけている。

　ラウンドを終えた後藤は、2日目のゴルフについて「自分の中では内容的にはそんなに良くなくて、それでもノーボギーで4つ伸ばせたのは、悪いなりに安定していたのかなと。それでもバーディーチャンスを2回外しているし、取りたかったホールで取れていないので、反省点の多い1日でした」と振り返った。

　地元・福岡出身であり、ホステスプロでもある今大会については、「やっぱり地元でホステスですし、この試合で絶対に勝ちたいという気持ちは今までのどの試合よりも強いので、気持ちの部分でここまで来れているというのはあると思います」と明言。ギャラリーからも大きな声援を受けており、「バーディーを取ると沸いてくれるので。 後半のスタート（1番）でもめちゃ歓声があったので（第2打が）入ったかと思いキャディーさんとハイタッチしていたら、『入りそうだった』と言われて、入ってないんかいと」と、地元の雰囲気を楽しみながらラウンドできているようだ。

　2000年生まれの22歳。プロ4年目で、目指すは悲願のツアー初優勝だ。残り2日に向けて、「気持ちは誰にも負けていないし、勝ちたい気持ちでいっぱいなので、マインドコントロールをしつつ、最後まで戦いたいですね」と意気込んだ後藤。「あまり意識し過ぎるなとも言われますが、勝ちたいと思わずに勝てるのはラッキーですし、勝ちを意識しても勝てるメンタルで戦いたいです」と最後まで自然体を貫き、地元の声援を受けながら初優勝を目指している。