KKT杯バンテリンレディスオープン最終日

　女子ゴルフのKKT杯バンテリンレディスオープン最終日（熊本空港CC）は16日、1打差2位から出た20歳・岩井明愛（Honda）が2バーディー、2ボギーの72で回り、通算7アンダーとしてツアー初優勝。双子の妹・千怜（Honda）に続き、男女を通じて史上初の双子によるレギュラーツアーVを果たした。姉妹Vは福嶋晃子と福嶋浩子、堀奈津佳と堀琴音に続く3組目となった。

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　ウイニングパットを決めると涙を浮かべた明愛。その後、先にホールアウトしていた妹・千怜と涙ながらに抱擁した。

「今日一日、ジエさんと（葭葉）ルミさんと回れて、凄く幸せな時間でした。ゴルフファンの皆様からの応援は私たち選手に力をくれると感じた1週間でした。今後2勝、3勝と勝てるようにもっと頑張りたいので、皆さん応援よろしくお願いします」

　表彰式の優勝スピーチで万感の想いを明かした。

　最終日は我慢のゴルフとなった。1打差2位から出て、6番パー4でバーディーを奪ったものの、7、8番で連続ボギー。10番パー4でバーディーとしたが、以降は伸ばせず。それでも、首位でスタートした申ジエ、猛追した穴井詩と野澤真央を1打差しのぎ、初優勝を飾った。

　2021年6月のプロテストに合格し、岩井ツインズとして注目されてきた明愛。しかし、妹の千怜が昨年8月のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントで初優勝。さらに翌週のCAT Ladies2022で2勝目を挙げる快挙を果たし、先を行かれてきただけに、姉にとってうれしい初Vとなった。