八村が16得点、渡邊が12得点と存在感

　米プロバスケットボール（NBA）は30日（日本時間31日）、レイカーズが敵地バークレーセンターでネッツと対戦した。八村塁は移籍後3戦目で初スタメン。ネッツ渡邊雄太と今季2度目の日本人対決となったが、八村が16得点、渡邊が12得点と両者ともに2ケタ得点をマークした。試合はネッツが121-104で勝利している。

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　八村は移籍前を含めても今季初のスタメン出場となった。渡邊雄太はベンチスタート。第1クォーター（Q）開始早々、八村は味方のシュートのリバウンドをそのまま叩き込み、チームの初得点を記録する。途中出場した渡邊も、第1Q残り50秒付近で鮮やかに3ポイントでこの試合の自身初得点を決めて見せた。

　第2Q、八村と渡邊が同じコートに立つ。序盤からマッチアップする場面も見られ、渡邊は連続得点を見せるなど躍動。ガブリエルのシュートをブロックし、その直後に綺麗な弧を描いた3ポイントも決めて見せた。地元ニューヨークで中継している「YESネットワーク」の実況は、ブロックを意味する「SWAT（スワット）」と渡邊の名前を掛けながら「スワッタナベ！」と絶叫。ベンチで見つめたスター選手、アービングも歓喜した。

　八村、渡邊ともに7得点で前半を折り返し。58-46で本拠地ネッツがリードを奪って迎えた第3Q、八村が3ポイントシュートを決めるなどレイカーズが追い上げる。一進一退の接戦が続く中、八村は得点を11まで伸ばして2ケタに乗せた。

　85-82とネッツ3点リードで最終Qに突入。渡邊はリードを広げるショットを決めて3戦ぶりの2ケタ得点に乗せた。八村はウェストブルックからのパスを決めて14得点とし、この時点で移籍後最多得点となった。ネッツはリードを譲らず121-104で勝利した。

　八村は27分48秒の出場で16得点、4リバウンド、1アシスト。渡邊は21分21秒の出場で12得点、1リバウンド、2ブロックだった。八村は今月ウィザーズからトレード加入。これがレイカーズ3戦目だった。レイカーズはスター選手のレブロン・ジェームズ、アンソニー・デービスが共に欠場。ネッツも「KD」ことケビン・デュラントが不在の試合だったが、日本人2人が存在感を見せた。