バリオスがFKの競り合いで見舞った“頭突き”の瞬間を海外メディア公開

　サッカーのワールドカップ（W杯）ロシア大会は3日、決勝トーナメント1回戦でコロンビアはイングランドと1-1でPK戦の末に3-4で敗れた。イエローカード6枚が飛び交う激しい試合となったが、海外メディアはコロンビアMFがセットプレーの最中、相手選手に見舞った頭突きに注目。決定的瞬間の画像を公開し、ファンから「ジダンのプレーがレッドになったから、これもレッド」「素晴らしいシミュレーションだと思うな」と物議を醸している。

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　まさかのシーンだった。ゴール前、約25メートルでFKを献上した前半38分。壁を作ったコロンビアに対し、イングランドもキックポイントをGKの視界から消そうと複数の選手が壁に並んだ。ここで壁の右端のコロンビアMFウィルマル・バリオスがイングランドMFジョーダン・ヘンダーソンと立ち位置を巡り、体を押し合う。主審が壁の左サイドで立ち位置を指示している、次の瞬間だ。

　バリオスはあろうことか、体を寄せてきたヘンダーソンの首元付近に頭をぶつけたのだ。顔を押さえながら、その場に倒れ込んだヘンダーソン。イングランドイレブンはVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）の判定を要求。一躍、付近は騒然となった。一触即発の雰囲気の空気となる中、主審はバリオスを呼び寄せ、イエローカードを掲げたのだった。

　故意の頭突きなら一発退場でもおかしくないシーン。米スポーツ専門局「FOXスポーツブラジル」は公式インスタグラムに4枚の連続写真を公開。バリオスははっきりと頭を下げてヘンダーソンの首元付近にぶつけていることが見て取れ、「コロンビア対イングランドの緊迫した前半でバリオスのヘンダーソンに対する頭突きはレッドを提示されるべきだった？」と疑問を呈している。