トーマスが観客のプロポーズを“アシスト”…粋すぎる演出が米話題

　米男子ゴルフのウェルズ・ファーゴ選手権（クェイルホローC）が3日に幕を開ける。熱戦の開幕に先立ち、2日に行われたプロアマ戦では、世界ランク2位ジャスティン・トーマス（米国）がギャラリーのカップルの求婚を手助けする“プロポーズどっきり大作戦”を施し、大きな話題を呼んでいる。PGAツアー公式ツイッターは感動の一部始終を公開。米ファンは「ゴルファーとしても人間としても素晴らしい人」「良くやった、ジャスティン・トーマス」と歓喜の声を上げている。

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　一流のゴルファーは、男としても一流だろうか。トーマスが憎らしいほどに粋な“プロポーズどっきり大作戦”が大きな話題を呼んでいる。

　コース脇のギャラリーの最前列に立っていたTシャツ、短パン姿の男性もとに歩み寄るトーマス。がっちりと握手を交わし、「お父さんは元気？」などと仲良さげに会話し始めた。隣には、そんな様子に少し驚いたような表情を浮かべる女性がいた。トーマスは気付くと「アンドレアかい？」と、存在を知っていたかのように声をかけ、「ジャスティンです」と挨拶した。

　突然、トップ選手が話しかけてくる状況に戸惑う女性に対し、「初めまして」「仲はいい？」などとトーマスは気さくに会話。「会えてうれしいよ、ばったり会えて」と言った後で「おっと、忘れてた」と、おもむろに男性に手袋、続いて女性にボールを手渡した。「わあ、すごい。オーマイガー」と言うと、女性が予期せぬプレゼントに目を奪われた。

　ボールに「will you？」と書かれていたのだ。すると、後ずさりした男性が背後から跪き、そして言った。「Will you marry me?」。なんとプロポーズしたのだ。さらに大きな「オーマイガー」の声を上げ、驚く女性。「なんてこと！　イエス」と即答した。その様子を笑顔で見つめるトーマス。拍手と歓声に沸いたギャラリーから「キスしろ！」の声も飛び、喝采に包まれた。