11日初日の国内女子ツアー「明治安田生命レディス」からHondaのロゴ掲出

　女子プロゴルフの双子姉妹、19歳の岩井明愛（あきえ）、千怜（ちさと）が大手自動車メーカー「Honda」と所属契約を締結したと7日、同社が発表した。Hondaがプロゴルファーと所属契約を結ぶのは初めて。ルーキーながら既に明愛が7社、千怜が8社とスポンサー契約などを結んでいるが、2人にとって今季ツアー初出場となる明治安田生命レディスヨコハマタイヤ（3月11～13日、高知・土佐CC）を前に、大手企業との所属契約に至った。

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　同社は契約に際し「これまでもさまざまなスポーツのチャレンジをサポートしてきたHondaは、幼い頃からアスリートとしての夢と情熱を原動力にチャレンジを続ける若き岩井姉妹の姿勢に共感し、『応援したい』という気持ちから今回の契約に至りました」と説明した。その上で「努力を惜しまず、新たな目標にチャレンジしていく岩井姉妹の活動をサポートしていくとともに、岩井姉妹がゴルフというスポーツを通じて、多くの皆様と夢と感動を分かちあい、新たな時代を築く存在となることを期待しています」とコメントしている。

　岩井姉妹は今季、ヘッドウェア、ウェア、キャディバッグ、傘の4か所にHondaロゴを掲出してプレーすることになり、明愛は「Hondaの所属プロゴルファーとして共に戦っていけることがとても楽しみでなりません。私はチャレンジすることが大好きです。グローバルでチャレンジし続けているHondaの精神に負けないよう、私も自分を信じて、失敗を恐れずに前に進んでいきます」。千怜は「姉の明愛とHonda所属のプロゴルファーになることを聞いた時は、喜びと嬉しさから胸が熱くなり、涙を堪えるのに必死でした。これからHondaの皆様からのサポートを力に変えて日々強くなっていく姿をお見せいたします」などと話している。

　岩井姉妹は昨年6月の最終プロテストにそろって合格。昨年9月には、史上初の姉妹によるステップ・アップ・ツアー2試合連続優勝を果たした。だが、12月のツアー最終予選会（QT）ではともに下位。今季のツアー前半戦に推薦出場枠（年間最大8試合）をフル活用し、リランキングでの後半戦の出場権獲得を目指している。