地元紙が報道「UAEの病院に入院していたカシメロの映像が公開」、すでに退院か

　ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ（フィリピン）は同級1位ポール・バトラー（英国）との世界戦の前日計量をキャンセルし、試合は中止に。ウイルス性胃腸炎で入院したと報じられていたが、カシメロは自身のYouTubeチャンネルで最新映像を公開。病床でぐったりした様子を見せている。地元メディアが報じている。

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　フィリピン地元紙「セブ・デイリー・ニュース」は「UAEの病院に入院していたカシメロの映像が公開される」と報じた記事によると、カシメロは公式YouTubeチャンネル「Quadro Alas That’s My Boy」で最新映像を公開。映像を確認すると、カシメロが車いすで運ばれる場面、救急車に乗る場面のほか、病床でぐったりと横たわる様子が写真で紹介されている。

　記事では「他の動画ではカシメロは回復したかのように見え、すでに仲間たちとホテルに戻っている」「（映像の中で）カシメロは少ししか喋っていないが、まだ腹痛があると話している場面もある」とレポートしており、すでに退院したようだ。

　カシメロの試合キャンセルにより、対戦予定だったバトラーは同級8位のジョセフ・アグベコ（ガーナ）と対戦し、WBO世界バンタム級暫定王座決定戦として承認されていた。WBOはカシメロ陣営に対し、正式な診断書と医療記録を期日まで提出するよう命じ、医学的な証明ができなかった場合は、カシメロの王座を剥奪。暫定王者を正規チャンピオンに昇格させる方針を示していたが、その後、バトラー―アグベコ戦は中止となった。