オリオールズが1人に1試合2度の申告敬遠はトラウト以来3年ぶり

　米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は3日（日本時間4日）、本拠地オリオールズ戦に「2番・DH」で先発出場。3四球で2打数無安打だった。2つの申告敬遠を選択した敵将は試合後、「我々を含む他の選手たちとは違うレベルにある」などと語ったという。

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　警戒心の象徴だった。大谷は無死一塁で迎えた初回の第1打席はいきなり3ボールと先行。そこから豪快なフルスイングでファンを沸かせたが、結局は四球。2死三塁と一塁が空いた2回の第2打席と6回の第4打席は申告敬遠で打席にすら立てず。球場からブーイングが上がった。

　オリオールズの地元メリーランド紙「ボルチモア・サン」によると、オリオールズが昨シーズン（60試合）申告敬遠をしたのは2度だけ。それが大谷には1試合で2度申告した。オリオールズの1試合2度の申告敬遠は2018年5月にエンゼルスのマイク・トラウト以来のことだという。

　記事では、ハイド監督が「現在のオオタニはリーグ最高の選手だ」「我々を含む他の選手たちとは違うレベルにある」などと称賛したことも紹介。前日は2本塁打で両リーグ単独トップの30発と絶好調の大谷。3番を打つ主砲トラウトが離脱中とあり、勝負を避けられる傾向にある。