初出場の五輪へ、谷川「嬉しさとホッとした気持ちが強い」

　一方、NHK杯で3位となり、惜しくも2位以上での内定を得られなかった谷川は、得意の跳馬をあえて棄権し「貢献度も稼げているし、足のリスクがあるので回避。五輪に向けて早く治そうという感じ」とリードを生かした戦い方を選択。今大会に向けては、日本の選手が総じて苦手としているつり輪を強化してきた。

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　着実に点数を稼ぎ、予選を終えた段階で「元々、結構リードしていたところで、さらに、つり輪でリードを伸ばせたかなと思うので、代表に入るというところよりは、五輪に向けてどういう演技したいかを考えてやっていた」と代表入りを確信していた。痛めている左足首の悪化を防ぎつつ、東京五輪を見据えた強化の場とするだけの余裕を示した。

　それでも、代表内定発表後の取材対応では「やっぱり（代表に）入ることじゃなくて、そこ（五輪）で金メダルを取ることを目標でやって来ているけど（五輪出場は）嬉しいし初めてなので、嬉しさとホッとした気持ちが強いです」と思いを明かした。橋本、萱、谷川、北園の4人は、いずれも五輪初出場。フレッシュな体操ニッポンが、自国開催の特別な舞台で男子団体総合の連覇を狙う。