2週間後の決戦へ意気込み

　ボクシングの元世界3階級制覇王者・田中恒成（畑中）は、12月31日に東京・大田区総合体育館でWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔（Ambition）に挑戦する。18日はオンラインで会見した。田中の戦績は15勝（9KO）、井岡は25勝（14KO）2敗。

【注目】CW-Xを川澄奈穂美選手がお試し　運動パフォーマンスを支える「股関節サポート機能」って？（W-ANS ACADEMYへ）

　決戦まで13日。日本のみならず、世界のボクシングシーンからも注目される一戦へ向けて、田中は仕上がりに手応えを感じている。「過去最高に順調です。手応えもありましたし、いい練習もできました。強い選手とスパーして、本当にいい形でここまで来ています」と自信をのぞかせた。

　新型コロナウイルスへの備えも万全だ。2度のPCR検査で陰性だった。畑中会長も「コロナ対策も万全です」と胸を張る。また井岡と2018年大晦日に対戦し判定で破ったドニー・ニエテス（フィリピン）とも電話で話したことも明かした。

　畑中会長は「内容は教えられません」とけむに巻いたが、田中は「弱点があると聞いた。具体的には？　2個です」と明かした。直接手を合わせた相手から井岡のウイークポイントを教えられたようで、「参考にはします」と有益な情報も得られたようだ。

　田中は「階級を上げて減量苦からも解放されて、この1年でレベルアップして、練習もいい環境でいいトレーニングを積めている。色々な面で過去最高の準備ができて、仕上がっている。どんなパフォーマンスができるか楽しみ。そこを目を離さず、目に焼き付けてほしい」とファンへ向けてメッセージ。大晦日のビッグマッチへ闘志を燃やしている。