タイソンと対決ジョーンズJr.「彼は仕上がっているね」

　ボクシングの元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏と元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.氏（ともに米国）が、28日（日本時間29日）にエキシビションマッチで激突する。タイソンはSNS上でド迫力のミット打ち動画が話題となるなど、54歳とは思えない肉体を作り上げている。万全のライバルに対し、ジョーンズJr.は「驚異的でクレイジー」と警戒している。

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　決戦まで残りわずか。唸り声を上げながら拳を振り回すタイソンの“恐怖映像”に対し、51歳のジョーンズJr.は刺激を受けたようだ。米専門メディア「ボクシングシーン.com」は「タイソンはSNSを通して、一連の凄まじいトレーニング動画を投稿している。それは数多くの人の注目を集めているが、彼の対戦相手もそのうちの一人だ」と記事を掲載。ジョーンズJr.はこう語っているという。

「ボクシング史上屈指の危険な男とリングで戦う。ヘビー級の歴史の中で、最も強力なパンチだ。準備をしないわけないだろ？　バカじゃないんだから。最後にリングに上がった時と同じくらいの準備をしなくてはいけない」

「彼は素晴らしい。仕上がっているよ。マイクがミットやサンドバッグを打っている映像を見ているが、驚異的だと思う。クレイジーだ。興奮する。彼がリングに戻るためにハードな練習をこなしているのを見ると刺激になる」

　世界中のファンを驚かせているタイソンの仕上がり具合は衝撃的。しかし、ジョーンズJr.も軽快なミット打ちを披露し、その様子をトレーナーに公開されていた。警戒を強めながら「タイソンと死ぬまでに戦いたかった」と息巻いているようだ。