アリーナ閉鎖で仕事のなくなった従業員に支援を約束

　米プロバスケットボール（NBA）はジャズの選手に新型コロナウイルス感染者が確認されたため、シーズンを中断すると11日（日本時間12日）に発表した。これを受けて、キャバリアーズのスター選手、ケビン・ラブが本拠地の従業員へ巨額の支援を保証したという。米メディアが伝えている。

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　苦しいのは従業員も同じと理解し、粋な計らいをするようだ。米スポーツ専門局「ESPN」は「ケビン・ラブ、アリーナの従業員に対し10万ドルの支援行う」と記事を掲載。シーズン中断で全米28のアリーナが閉鎖されることになり、仕事がなくなったアリーナの従業員に対し、計10万ドル（約1050万円）の支援を保証したことを伝えている。

　31歳のラブはESPNの取材に対し「僕の願いは、彼らが必要としているものを満たすことだ！」とコメントしているという。同局によると、ラブの支援はキャバリアーズとホームアリーナ「ロケット・モーゲージ・フィールドハウス」が現地時間12日に発表した共同声明「シーズンの予定変更で影響を受けたイベントスタッフ及びアルバイトスタッフへの賃金保証計画」に反応したものだと伝えられている。

　キャバリアーズ広報によれば、アメリカン・ホッケー・リーグ「クリーブランド・モンスターズ」の試合や全米大学体育協会のイベント、コンサートを含めると、労働者は「優に1000人を超える」とESPNは伝えている。

　2018年夏に、キャバリアーズと4年1億2000万ドルの契約を結んでいるラブは、今回の支援を自身のインスタグラムで発表。ロケット・モーゲージ・フィールドハウスの改修工事を行った建設作業員と撮影した写真とともに投稿しているという。