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米柔道界に初の五輪金メダルをもたらした柔道家 その進化の要因とは

「JUDO」という競技が国際化し、世界の国々がメダル数を増やす中で、ハリソンは「寝技」で自身のスタイルを確立していったようだ。

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ロンドンで米柔道界初の金メダル、リオでも飛躍見据えるハリソン

 かねてから「日本のお家芸」と言われてきた柔道だが、4年前のロンドン五輪では金メダルわずか「1」という屈辱を味わった。男子の金はゼロ。女子57キロ級で松本薫が頂点に立ったのが唯一だった。

 日本勢がそんな歴史的惨敗を喫する裏で、初の金メダルを手にした国があった。アメリカである。女子78キロ級でケイラ・ハリソンが世界一に輝き、同国に初の栄冠をもたらした。以来、4年が経ち、リオデジャネイロ五輪が迫る中で、米高級紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙がいかにして同選手が進化したかについて特集している。

「JUDO」という競技が国際化し、世界の国々がメダル数を増やす中で、ハリソンは「寝技」で自身のスタイルを確立していったようだ。

「私は世界中でとても多くのトレーニングキャンプを組んできたし、寝技の乱取り、すなわちスパーリングを3ラウンドにわたって行なってきたんです。他の人たちが立ち技での乱取りを10ラウンドこなしている時にです」

 26歳の金メダリストは記事の中でそう語っている。

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