[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「子どもが食べない」4つの野菜の活用法 好き嫌いする我が子に伝えたい食の大切さ

栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。サッカーJリーグ・アルビレックス新潟で栄養アドバイザーを務めている公認スポーツ栄養士・長谷川直子氏がわかりやすくアドバイスする。最終回となる第15回は「親から子どもに伝えたい食の大切さ」について。

第15回のテーマは「親から子どもに伝えたい食の大切さ」について
第15回のテーマは「親から子どもに伝えたい食の大切さ」について

連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」第15回

 栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。サッカーJリーグ・アルビレックス新潟で栄養アドバイザーを務めている公認スポーツ栄養士・長谷川直子氏がわかりやすくアドバイスする。最終回となる第15回は「親から子どもに伝えたい食の大切さ」について。

 ◇ ◇ ◇

 これまで14回にわたりジュニア世代の保護者向けにお伝えしてきたコラムも、今回が最終回になります。最後にお伝えしたいのは、親から子どもに伝えたい食の大切さについてです。

 ジュニア選手の保護者の方、ママ友たちの話を伺うなかで、もっとも多く聞かれる悩みが「好き嫌い」。なかでも悩まれる方が多い、野菜の活用法についてご紹介します。

 まずは、「子どもが食べない」とよく聞かれる野菜の食べ方について、ピックアップしました。

○トマト 免疫力を高める効果のあるリコペンが多く含まれています。噛みにくい場合は皮をむき、種の部分の食感が苦手な場合は、取り除いて加熱し、トマトソースにします。水煮缶も栄養価には大きく変わりはないので、利用すると子どもが食べやすい料理のバリエーションも広がります。

○ほうれん草、小松菜 ほうれん草には鉄、小松菜にはカルシウムが多く含まれていますが、繊維が多く噛み切りにくいというお子さんもいます。繊維を断つように切って、子どもが好きなコーンと一緒にバターソテーにする、青臭さが苦手であれば、ポタージュスープなどにしてみましょう。

○にんじん 粘膜を強化し、免疫機能を高めるβ-カロテンを多く含みますが、匂いや食感、甘味が苦手、という話をよく聞きます。千切りにしたにんじんを、子どもに人気のツナと合わせてラぺにする、卵と炒めてしりしりにすると、よく食べるようになる子も多いです。

○きのこ類 カルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含み、炒め物、煮物、汁物、カレーと何にでも合います。一方、食感が苦手という子どもも多くみられます。みじんぎりにして、ハンバーグのたねやそぼろに混ぜ込むのがおすすめです。

1 2

長谷川直子

公認スポーツ栄養士

管理栄養士、公認スポーツ栄養士。09年から新潟を拠点にJリーグのアルビレックス新潟・栄養アドバイザーとして、選手、家族向け栄養セミナーの実施、メニュー作成や調整、個別の食事相談などを担当する。そのほか、スポーツ指導者向け研修会、小中学校でのスポーツと食の講演会、新聞・雑誌の監修やラジオ出演など幅広く活躍。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集