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UEFAの最新科学に学ぶサッカーの水分補給 バルセロナの「さすが」な研究データとは

Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が「THE ANSWER」でお届けする連載。通常食や栄養に対して敏感な読者向けに、世界のスポーツ界の食や栄養のトレンドなど、第一線で活躍する橋本氏ならではの情報を発信する。今回は「UEFAが提唱するサッカーの水分補給」について。

今回のテーマは「UEFAが提唱するサッカーの水分補給」について【写真:Getty Images】
今回のテーマは「UEFAが提唱するサッカーの水分補給」について【写真:Getty Images】

公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏の連載、今回は「UEFAが提唱するサッカーの水分補給」

 Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が「THE ANSWER」でお届けする連載。通常食や栄養に対して敏感な読者向けに、世界のスポーツ界の食や栄養のトレンドなど、第一線で活躍する橋本氏ならではの情報を発信する。今回は「UEFAが提唱するサッカーの水分補給」について。

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 20度台後半の気温となる地域も出始め、スポーツ時の暑熱対策が大事な時期に入りました。今回は、2020年、UEFA(欧州サッカー連盟)が発表したエリート(プロ)サッカー選手の栄養に関する合意声明 (Consensus statement)から、暑い環境でサッカー選手がパフォーマンスを発揮するための水分と栄養補給の考え方についてお話ししましょう。

 以前、当連載でも触れましたが、この合意声明は、選手の健康やパフォーマンスの向上を目的としたもので、主に18歳以上のプロ選手(性別問わず)が対象。最新の科学から得られた知見を応用しての、食事の摂り方・考え方がまとめられています。

 サッカーに限らず、アスリートは脱水により体重が3~4%減少すると、筋力は2%、筋パワーは3%、高強度持久力は10%低下する恐れがあるといわれています。このことから、よいパフォーマンスを発揮するには、運動後の体重が運動前よりも2~3%以上減少しないよう、水分補給を行うことが望ましいとされています。

 UEFAの合意声明では暑熱下において、

<1>糖質よりも水分摂取を優先させたいときは、吸収速度が早い糖質濃度2~6%程度の水分を摂るのが望ましい
<2>通常、試合前のウォーミングアップ後、そしてハーフタイムは、各30~60gの糖質摂取が望ましい。ただし、水分摂取を優先させたい暑い日は、各20~50gの糖質摂取に抑える

 としています。

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビートップリーグ・パナソニック ワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、以上サンマーク出版)、『走りがグンと軽くなる 金哲彦のランニング・メソッド完全版』(金哲彦著、高橋書店)など。

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