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「食べろ、食べろ」の言いすぎは要注意 「食が細い」ジュニア選手のための食事術

栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。サッカーJリーグ・アルビレックス新潟で栄養アドバイザーを務めている公認スポーツ栄養士・長谷川直子氏がわかりやすくアドバイスする。第9回は「食が細いジュニア選手の食事術」について。

食が細いジュニア選手の食事術とは(写真はイメージです)
食が細いジュニア選手の食事術とは(写真はイメージです)

連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」第9回

 栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。サッカーJリーグ・アルビレックス新潟で栄養アドバイザーを務めている公認スポーツ栄養士・長谷川直子氏がわかりやすくアドバイスする。第9回は「食が細いジュニア選手の食事術」について。

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 ジュニア選手の保護者の方や指導者の方と話をするなかで、「食事の量が少ない」「小食で心配」といった悩みをよく聞きます。

 幼い頃からあまり食べない、食に興味がないという「食が細い」子もいれば、どうやらお菓子の食べすぎが原因で夕食が入らない、というケースもあります。お菓子は必要な食事量をしっかりと食べたうえで摂る、「楽しみ(嗜好品)」の一つです。よくあるのは、親御さんは「お菓子は食べさせていません」というものの、よくよく聞くと自宅には子どもがいつでも手に取れる場所に、チョコレートやスナック菓子が用意してあり、実はこっそり食べていた、というケース。厳しく禁止する必要はありませんが、「食事前にはお菓子を食べない」「量を決めて食べる」などのルールを、親子で一緒に考え、決めておきましょう。

 その上で食が細い選手は、試しに1日のなかで食べる回数を増やしてみます。まずは、朝、昼、夕と3回の食事に加え、練習の前後に補食を摂ります。

 補食は子どもたちがパクパクと手軽に、そして無理せず食べられるものと量を試しながら見つけてください。例えば、小さなおにぎりやパン、バナナ、ヨーグルトなどがおすすめです。

 しかしながら、学校へ行く日は給食以外の飲食を禁止しているなど、部活の前後でも補食を摂るのが難しい場合があります。その場合は、1回1回の食事のなかで、しっかりエネルギーが摂れるよう、「ちょい足し食材」で工夫をしましょう。

「ちょい足し食材」とは、梅干しやふりかけ、佃煮、海苔、キムチ、納豆などなど、いわゆる「ご飯のお供」です。

 食事量を増やすためには、品数を増やせば良いと考えがちですが、食の細い選手にとっては、品数が増えたり、食事のボリュームが出たりすると、それだけでプレッシャーに感じ、箸が進まなくなってしまうことがあります。

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長谷川直子

管理栄養士、公認スポーツ栄養士。09年から新潟を拠点にJリーグのアルビレックス新潟・栄養アドバイザーとして、選手、家族向け栄養セミナーの実施、メニュー作成や調整、個別の食事相談などを担当する。そのほか、スポーツ指導者向け研修会、小中学校でのスポーツと食の講演会、新聞・雑誌の監修やラジオ出演など幅広く活躍。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌などで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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