コラムの記事一覧
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このままでは「野球の審判員がいなくなる」 仙台六大学の審判部長、アマ球界の改善を訴える理由
2023.10.17今年から仙台六大学野球連盟付属審判部長に就任した坂本健太さん(37歳)。30代での就任は異例の若さだ。東北高校、東北工業大学と進み、大学卒業と同時に一度は完全に野球を離れた坂本が、審判の道を選んだのはなぜか。様々な心境の変化とともに歩む坂本の野球人生に迫る。(取材・文=川浪 康太郎)
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何事にも挑戦し続けた子ども時代 感謝する恩師との運命的な出会い(GROWINGへ)
2023.10.16「スポーツから学ぶ、成長のヒント」GROWING byスポーツくじ。今回は東京パラリンピックの3キロメートル個人パーシュートで4位入賞を果たしたパラサイクリングの川本翔大選手が登場する。生後間もなく病気のため左足を付け根付近から切断。スポーツ好きで活発な少年に育ち、障がい者野球では世界大会出場を果たす。その後、出会ったパラサイクリングでパラリンピック2大会連続出場を果たした川本選手はどのような子ども時代を過ごしたのか。前編では、野球部に所属した高校時代、競技や恩師との運命的な出会いについて紐解く。
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32歳の大迫傑が「無心」で走ったMGC 5秒差で敗れても気づけた「僕自身の変わらない強さ」
2023.10.16陸上の2024年パリ五輪マラソン日本代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日、東京・国立競技場発着で行われ、東京五輪6位入賞の前日本記録保持者・大迫傑(NIKE)は2時間9分11秒の3位で上位2人までの即時内定を逃した。五輪切符まで5秒差の2大会連続3位。悔しさの募る結果となったが、32歳になっても強さと成長を感じる1本だった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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「五輪なくなって可能性広がるかも」 28年ロス五輪まさかの除外も“ブレイキンの顔”が前向きなワケ
2023.10.15来年のパリ五輪で注目される新競技、ブレイキンが28年ロサンゼルス五輪の実施競技から外れた。同大会組織委員会は9日に野球・ソフトボールなど5競技を提案。追加競技の候補だったブレイキンは入らなかった。杭州アジア大会で優勝し、パリ五輪代表に内定したShigekix(半井重幸、21)は、意外なほど前向きに「可能性が広がるかも」と話した。(取材・文=荻島 弘一)
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32歳大迫傑は「期待を裏切らない」 2度目のMGC、恩師・渡辺康幸「プロとしてかっこいい姿を」
2023.10.14陸上のパリ五輪マラソン日本代表を決めるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)が10月15日、国立競技場を発着とする東京都内のコースで開催される。男子の代表争いの中心になるのは、東京五輪6位入賞の大迫傑(Nike)だ。2015年にプロ選手として単身アメリカに渡り、以降日本の長距離・マラソン界に大きな影響を与えてきたフロントランナーは、2度目の五輪マラソン代表選考会でどのような走りを見せるのか。
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バスケ日本代表で「一歩踏み出せた」 W杯直前に落選、須田侑太郎がホーバス監督に感謝する理由
2023.10.14男子プロバスケットボールのBリーグが8シーズン目の開幕を迎えた。この夏のワールドカップ(W杯)で日本代表が歴史を切り開く躍動を見せ、出場権をつかんだ来年のパリ五輪も選手たちは見据える。トム・ホーバス日本代表ヘッドコーチ(HC)に見出された遅咲きのシューター、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)の須田侑太郎(31歳)は、W杯日本代表の選考で大会直前に外れた。大きな喪失感を味わう悔しい経験だったが、期待された3ポイントシュートに「振り切った」代表活動で、成長できたと感じている。(取材・文=松本 行弘)
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杉谷拳士氏「スポーツに国境はない」 池江璃花子と中国選手の抱擁…アジア大会取材録
2023.10.13元日本ハム内野手の杉谷拳士氏は、中国・杭州で行われたアジア大会で「TBSアジア大会応援団」として奔走した。このほど、9月23日から10月8日までアジアの国・地域から延べ1万2000人以上が参加した大会を総括。昨年11月に現役引退するまで「野球しかやってこなかった」という元気印には、刺激たっぷりの18日間になったようだ。
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“変則コース”の五輪選考会MGC、勝負の鍵は? 渡辺康幸が注目する30km以降と「省エネ走法」
2023.10.13陸上のパリ五輪マラソン日本代表を決めるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)が10月15日、国立競技場を発着とする東京都内のコースで開催される。MGCは、4年前に実質一発勝負の形式で初めて実施された五輪の選考会(男女上位各2名は代表内定、3位は選考対象選手に)で、戦う側、見る側の両方からその「分かりやすさ」が広く受け入れられ、今回も踏襲されることになった。ここでは指導者であり、マラソン・学生駅伝の解説でもお馴染みの渡辺康幸氏(住友電工陸上競技部監督)に、ランナーにとっては負荷のかかる変則コースを踏まえて、レース展開について話を聞いた。(取材・文=牧野 豊)
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バスケW杯後のBBQにいた“13人目”の日本代表 須田侑太郎、大会直前に落選も「後悔は一切ない」
2023.10.12男子プロバスケットボールのBリーグが、8シーズン目を迎えた。この夏のワールドカップ(W杯)で日本代表が歴史を切り開く躍動を見せ、来年のパリ五輪の出場権をつかんだことで、選手たちもその舞台を見据え、注目を集める。2連勝と好スタートを切った名古屋ダイヤモンドドルフィンズの須田侑太郎(31歳)は、W杯の直前に代表から外された悔しさや喪失感を味わったが、代表活動で得たものは大きかったという。トム・ホーバス日本代表ヘッドコーチ(HC)から29歳で初代表に選ばれた遅咲きのシューターに、開幕を機に話を聞いた。(取材・文=松本 行弘)
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閉幕したアジア大会が迎えた転換期 メダル数争いに違和感、次回名古屋大会に必要な「友好第一」
2023.10.10杭州アジア大会が8日に閉幕した。五輪よりも多い40の競技で熱戦が繰り広げられ、多くのドラマが生まれたが、競技以外でも印象的な場面は多かった。26年に20回目を迎える「アジアのオリンピック」。名古屋大会は、どんな大会を目指せばいいのか。(文=荻島 弘一)
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王国・静岡復活は「サッカーだけでは届かない」 黄金期を知る澤登正朗、危機感の裏にある決意
2023.10.10サッカー・Jリーグに1993年の創設時から参戦している清水エスパルスで、唯一無二の存在としてサポーターに長年愛されてきたのが元日本代表MF澤登正朗だ。開幕前年にチームに加入、Jリーグ初代新人王を獲得。エースナンバーの10番を背負い、不動の司令塔として清水一筋を貫いて「ミスターエスパルス」と称された。そんなクラブの象徴的存在が、2022年に清水ユース監督として帰還。下部組織の選手を指導する中で感じることやJクラブユースだからこその強み、そして未来のあるべき姿についての想いを明かす。
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敗北は「プロセスの全否定」じゃない ラグビー日本代表が未来に託した「目標はW杯優勝」の遺産
2023.10.10ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会を終え、日本代表は未来に何を残したのか。8日の1次リーグ(L)最終戦(ナント)でアルゼンチンに27-39で敗れ、海外開催初&2大会連続の決勝トーナメント(T)進出はならず。「W杯優勝」を目標に掲げた侍たち。海外出身選手も多いチームは一つになるため、言葉と志を共有してきた。彼らのプロセスは着実に次へと繋がっている。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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「推し」のうちわが揺れる会場 アイドル化する男子バレー、爆発的人気と強化にある密接な関係
2023.10.09バレーボール男子日本代表が東京で開催されたワールドカップ(W杯)プールBで2位となり、来年のパリ五輪出場権を手にした。圧倒的な人気を背景に決めた、4大会ぶりの予選突破。過去にもあったブームを振り返ると、日本バレーボールの強化が人気と密接な関係にあったことが分かる。(文=荻島 弘一)
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脳の打撲で突然の現役引退 W杯で話題のピン芸人・しんやが「ラグビー芸人」として闘う理由
2023.10.08ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会中に現地で活躍する日本のお笑い芸人がいる。ラグビーネタで勝負するピン芸人・しんや、33歳。4年に一度の祭典を観戦するため、自費でフランスに渡った。現地では日本人ファンだけでなく、海外ファンや選手と交流し、YouTubeとSNSで珍道中を発信中。日本戦の客席で大興奮する様子は国際映像のカメラにも映し出され、話題となった。
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同級生ダルビッシュの姿は「昔と何も変わらない」 東北高出身の審判員が今も感化される旧友の言葉
2023.10.08今年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。世界一に輝いた「侍ジャパン」のまとめ役を担ったのは、チーム最年長のダルビッシュ有(パドレス)だった。強化合宿期間からチームメイトと積極的に交流を図り、若手選手に技術を伝授することも。東北高校時代の同級生で現・仙台六大学野球連盟付属審判部長の坂本健太さん(37歳)は、そんな旧友の雄姿を「昔と何も変わっていないな」と懐かしみながら見守っていた。(取材・文=川浪 康太郎)
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貯金残高477円、借金も…ラグビーW杯でフランスへ、国際映像で話題の芸人・しんやの熱烈な競技愛
2023.10.07ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会中に現地で活躍する日本のお笑い芸人がいる。ラグビーネタで勝負するピン芸人・しんや、33歳。4年に一度の祭典を観戦するため、自費でフランスに渡った。現地では日本人ファンだけでなく、海外ファンや選手と交流し、YouTubeとSNSで珍道中を発信中。日本戦の客席で大興奮する様子は国際映像のカメラにも映し出され、話題となった。
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プロ入りか大学進学か 元Jリーガー澤登正朗の境界線、進路に悩むユース選手に伝える言葉とは
2023.10.06サッカー・Jリーグに1993年の創設時から参戦している清水エスパルスで、唯一無二の存在としてサポーターに長年愛されてきたのが元日本代表MF澤登正朗だ。開幕前年にチームに加入、Jリーグ初代新人王を獲得。エースナンバーの10番を背負い、不動の司令塔として清水一筋を貫いて「ミスターエスパルス」と称された。そんなクラブの象徴的存在が、2022年に清水ユース監督として帰還。下部組織の選手を指導する中で感じることやJクラブユースだからこその強み、そして未来のあるべき姿についての想いを明かす。
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日本の野球哲学は「米国より進んでいる」 元大洋ポンセ、長時間練習には疑問符「あれだけやると…」
2023.10.06時代を超えた長寿キャラクター「マリオ」似の口ひげをたくわえた風貌で、横浜を沸かせたプロ野球選手といえばカルロス・ポンセ氏。9月に来日し「THE ANSWER」の取材に応じた。日本での5年間の選手生活は、その後の人生にも大きく役立っているという。3回連載の最終回では、日本野球の素晴らしさを力説。その上で当時の“カモと苦手”にも話は及んだ。(取材・文=THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太、取材協力=一般社団法人日本プロ野球外国人OB選手会)