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ラグビーW杯まで1か月、日本代表の“精巧なパズル”は完成するか 国内前哨戦「1勝4敗」を検証

堀江翔太は前向き「14人でこの点数はなかなかない」

 4度目のW杯に挑むHO堀江翔太(埼玉WK)は、フィジー戦について「14人でこの点数って、なかなかないんじゃないですか。もっとボコボコにいかれますよ」とポジティブだ。チームの完成度については、こんな見解を語っている。

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「フィジー戦では、選手全員が自分たちの戦術戦略をなんの疑問を持たずに最後までやり通したところは誇りに思います。崩れなかったですね。でも、ここという時にミスをしてしまっている。そこのクオリティを上げないとダメかなとは思います。でも、戦術戦略を理解しないでのミスじゃない。あと少しというところは、1人ひとりの判断や、プレッシャーだったり、落ち着いてプレーしなきゃアカンというところは、言わんでも分かっているミス。自分たち自身が一番分かっていると思いますよ。そこは集中力を持って、個々にどこまでやり続けられるかです」

 今後は15日のW杯メンバー発表後、国内で3日間の練習を行い19日にはイタリアへ向かう。26日の同国代表戦も含めて、準備に残された時間は20日からチリ戦までの3週間。何度も繰り返すが、その時間で頻発するノックオンなどミスを減らし、現在は断片的にしか見られない継続、連続攻撃をスコアに繋がるまでに熟成させて、防御では一発の相手突破をカバーできる組織力を高めることが、チーム浮上のキーポイントだろう。3週間の最終調整の磨き込みで、チームがどこまで仕上がることができるかが勝負になる。

(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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