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日本ハムが少年野球場の再生を“お手伝い”する背景 「皆で作る」大切に今年で7球場

「みんなで作り上げる球場」を主旨とする同プロジェクトでは、子供たちもフェンス組み立てやベンチ作りに協力した【写真:(C)H.N.F.】
「みんなで作り上げる球場」を主旨とする同プロジェクトでは、子供たちもフェンス組み立てやベンチ作りに協力した【写真:(C)H.N.F.】

プロジェクトの主旨は「みんなで作り上げる球場」

 北海道では、音威子府村(おといねっぷむら)で70年近く続いていた中学生の軟式野球大会が、村で球場の維持ができなくなったため大会自体が廃止となってしまった事例があった。

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「そういう球場を存続させるためのお手伝いは、地域に支えらえるプロ球団が恩返しの形としてできることではないか」。あくまで主体は自治体や連盟、保護者だが、北海道の子供たちが気持ちよくプレーできる場所をともに守っていくスキームを作り上げた。

 北海道に眠っているダイヤの原石が磨かれ、輝ける場所を作っていく願いを込めて「ダイヤモンド・ブラッシュ」の名称が付けられた。少子化、スポーツの多様化が進む中で、野球人口の下支えへの貢献も期待される。

 初年度の2020年には札幌市厚別区、室蘭市、滝川市の3球場を改修。翌年は札幌市北区の1球場と、前述した江別市えみくる少年野球場が対象となった。今年も札幌市南区と愛別町の2球場を助成対象に選び、3年間で7つの少年野球場を‘’ブラッシュアップ‘’することになる。

 選定については、一定数の利用者がおり、定期的に活動しているチームがある球場を優先している。北海道日本ハムの立場はあくまで“お手伝い”。1球場の改修に上限200万円を支援するが、「みんなで作り上げる球場」がプロジェクトの主旨だと荒木さんは説明する。

「全ての改修を賄うのに、200万円では足りません。ただ、潤沢すぎるとサポートを受ける側の自治体、団体も『お金をもらって、できる限りの修繕をして終了』となりがちです。足りない部分は連盟などに動いていただくことも大事だと考えていますので、周辺の企業さんにいろんな支援を募ってくださいと最初の段階でお話しています。

 サポートが何もない状態で改修の協力を地元企業にお願いするのと、『ファイターズも協力するからやってくれませんか?』というのでは、企業の受け止め方も違ってくる。今までなかなか協力が得られなかった球場でも、今回のプロジェクトを活用することで協力する企業が増えたというのは、昨年までの5つの球場全てで言ってもらえました」

活動の意義に共鳴した株式会社カナテックは、プロジェクトサプライヤーとして建設現場で使ったユニットハウスを本部席やダグアウト用に提供。資源リサイクル事業を手掛ける株式会社鈴木商会は昨年8月にメインスポンサーとなり、改修時に排出される廃棄物の回収、リサイクル樹脂から製作したベンチやごみ箱の設置などで協力し、SDGs(持続可能な開発目標)の意識や知識を高める点においても企業間連携が図られている。

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