ジュニア育成の記事一覧
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「天才」の阿部一二三は「天才肌じゃない」 強豪校出身じゃなくても世界で勝てたワケ
2021.07.26「THE ANSWER」は東京五輪の大会期間中「オリンピックのミカタ」と題し、実施される競技の新たな知識・視点のほか、平和・人権・多様性など五輪を通して得られる様々な“見方”を随時発信する。柔道では、活躍した選手の恩師の育成法をクローズアップした短期連載を掲載。第2回は男子66キロ級で金メダルを獲得した阿部一二三(パーク24)。妹の女子52キロ級・阿部詩(日体大)と柔道史上初の兄妹同日金メダル獲得した一二三は高校時代、強豪校ではなく、地元・兵庫の神港学園に進学。中学チャンピオンになっていた逸材を、恩師の信川厚氏(神港学園柔道部総監督)は“阿部シフト”と呼ばれる特別メニューで、世界に通用する選手に育て上げた。(取材・文=THE ANSWER編集部)
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「スポーツって楽しい」と思えるか 日独で変わらない「最初に出会う指導者」の重要性
2020.12.04スポーツの良さはなんだろうって考えた時に、やっぱりまず最初にくるのは楽しみであり、喜びだ。体を動かすことが楽しいし、仲間と一緒に過ごす時間が嬉しい。それに適度な運動は集中力のコントロールを促すし、学習意欲にも好影響をもたらす。そして免疫力がつき、健康につながる。
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バスケ界で痛感した日本と外国の差 成長期スポーツ選手の「成長力」を引き出す指導法
2020.11.12スポーツメディア「TORCH」は「部活動・日本のジュニアスポーツを考える」をテーマにオンラインミーティングを展開している。その3つ目のセッションで、江戸川大学男子バスケットボール部、実践学園中学校男子バスケットボール部でアスレティックトレーナーを務める星川精豪氏が登場。「バスケットボールの指導現場から学ぶ、ジュニア選手の成長力を引き出す指導の実践」をテーマに講演をお届けする。
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「『適切な競争』を用意し、成長する機会を提供」 新時代のスポーツ指導者があるべき姿
2020.09.27アスレティックトレーナーとしてJリーグの複数クラブで活動した後、なでしこジャパンをサポートするなど、日本サッカー界に長年にわたり多大な貢献をしてきた広瀬統一氏。現在の日本のスポーツの課題、スポーツ界・アスリートの価値を高めるための施策についてお話を伺った。前編と後編に渡ってお届けする。
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今、日本スポーツ界が抱える課題「アスリートの価値に比例する『周辺の仕事』の価値」
2020.09.27アスレティックトレーナーとしてJリーグの複数クラブで活動した後、なでしこジャパンをサポートするなど、日本サッカー界に長年にわたり多大な貢献をしてきた広瀬統一氏。現在の日本のスポーツの課題、スポーツ界・アスリートの価値を高めるための施策についてお話を伺った。前編と後編に渡ってお届けする。
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サッカー選手として「成功する確率は500分の1以下」 英国のコーチが重視する親との対話
2020.08.23サッカーの母国イングランドで4年間を過ごしてみて、塚本修太は日本のほうが全面的に遅れているとは考えていない。
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コーチの指示は“絶対ではない” 日英の育成現場で痛感、子供の「主張力」の違い
2020.07.30英国のサウサンプトン・ソレント大学(現ソレント大学)サッカー学部に入学した塚本修太は、在学中に育成年代の子供たちの指導も経験した。
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伸びる伸びないの差は「考える力」 日体大の跳躍コーチが子どもたちに伝えたいこと
2020.05.29ラグビー界のレジェンド3人、箕内拓郎氏、小野澤宏時氏、菊谷崇氏が主宰する「ブリングアップ(BU)ラグビーアカデミー」、そしてアイスホッケー界のレジェンド、鈴木貴人氏が主宰する「BUアイスホッケーアカデミー」に今年、新たな仲間が加わった。それが「BUランニングパフォーマンスアカデミー」だ。
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ドイツのサッカー人口は日本の約3倍 “強さ”を支える「毎週試合をプレーできる権利」
2020.05.24ドイツサッカーの強さを支えているのが、世界でも突出した競技人口密度である。総人口約8000万人に対して約1600万人がプレーしており、実に国民の20%以上の人たちが競技に携わっている。「サッカー王国」と呼ばれるブラジルは、おそらく登録せずに楽しんでいる人が無数にいるのだろうが、それにしても競技人口の比率は7%に満たない。一方ドイツより人口の多い日本は、わずかに3.8%(約480万人)だから、単純に太刀打ちしていくにはドイツの3倍効率を高める必要がある。
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コロナ禍で子どもたちの運動不足が深刻に ドイツ在住の日本人コーチが見た“環境差”
2020.05.04ドイツの学校、幼稚園、保育園が一斉休校に入ってもう1か月以上が過ぎている。外出制限がいろいろとあるなかで、我が家の生活は意外と変化が少ない。もともと僕はブンデスリーガの取材とサッカーのトレーニング、そして試合がある時以外は、基本的に家で仕事をしている。妻もコロナ騒動の前からずっと在宅ワーカーで、仕事のために外出するのは週に1、2度程度だ。子どもの生活に合わせて仕事をやり繰りするのは、他の業種に比べれば間違いなくやりやすい。
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今の子どもの指導に悩む大人へ ストリートスポーツ界のカリスマは「一切教えません」
2020.04.12日本が世界に誇るストリートスポーツの世界大会「ARK LEAGUE」。2013年に神戸でBMXフラットランドの世界大会「FLAT ARK」としてスタートし、2017年にはスケートボードの世界大会「SKATE ARK」が加わって「ARK LEAGUE」となった。さらに2019年には、パリ五輪から追加競技となるブレイキンの世界大会「BREAK ARK」が仲間入り。同年から舞台も神奈川県寒川町に移し、3日間で国内外から約2万5000人が来場する大盛況となった。
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全国大会で選手2割が出場ゼロ サッカーU-11リーグ創設者の危機感「こんなこと許されない」
2020.03.262015年、幸野健一は自ら実行委員長としてプレミアリーグU-11を起ち上げた。初年度に参加を表明したのは7県だけだったが、今では31都道府県に広がり、約7000人がプレーし3000試合前後をこなす規模にまで発展している。
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朝練、球拾い、応援団… 元スペイン代表GKが唖然、日本の育成年代に抱いた疑問
2020.03.193年前、幸野健一は自ら創設したFC市川GUNNERS(当時アーセナルサッカースクール市川)に、元スペイン代表GKのリカルド・ロペスをテクニカルディレクターとして招聘した。1年間の滞在で、ロペスは日本の事情に直面し様々な疑問を発し続けた。幸野には想定内のことばかりだったが、周りの関係者たちには新鮮な発見でもあった。
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部活引退でスポーツを離れる日本の悲しい現状 “万年補欠”は「仕方がないこと」ではない
2020.03.15日本でサッカーの指導に関わる方々と交流していると、「ドイツには『小学生だけ』とか『中学生だけ』のクラブチームはないんですか?」と質問されることがある。ドイツのサッカー指導者から見ると、逆に「日本には幼稚園からおじいちゃん、おばあちゃんまで所属できるサッカークラブってないんですか?」と聞きたくなるかもしれない。
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「日本のスポーツ文化は貧しい」 “革命家”サッカー人が目指す、誰もが幸せになれるクラブの姿
2020.03.092020年2月、FC市川GUNNERSの代表を務める幸野健一は、58年の歴史を持つ市川SCと業務提携を行い、将来のJリーグ参入を目指していくことを発表した。