[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

偏差値70、秋田No.1進学校からインハイ出場 深夜0時まで机に向かい続けた高橋真鳥の流儀

柔道の全国高校総体(インターハイ)が6日に開幕し、5日間にわたって熱戦が繰り広げられている。「THE ANSWER」は文武両道に励み、全国の大舞台に出場した選手たちをピックアップ。個人戦の男子60キロ級に出場した県下No.1の進学校・秋田高の高橋真鳥(3年)は、部活動に励みながらも毎日深夜まで勉強する日々を送った。柔道で全国レベルの実力を保ちつつ、周囲の高い学力についていく彼なりの方法を明かしてくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・宮内 宏哉)

秋田高から出場した高橋真鳥【写真:宮内宏哉】
秋田高から出場した高橋真鳥【写真:宮内宏哉】

柔道インターハイ、個人戦男子60キロ級に秋田高・高橋真鳥が出場

 柔道の全国高校総体(インターハイ)が6日に開幕し、5日間にわたって熱戦が繰り広げられている。「THE ANSWER」は文武両道に励み、全国の大舞台に出場した選手たちをピックアップ。個人戦の男子60キロ級に出場した県下No.1の進学校・秋田高の高橋真鳥(3年)は、部活動に励みながらも毎日深夜まで勉強する日々を送った。柔道で全国レベルの実力を保ちつつ、周囲の高い学力についていく彼なりの方法を明かしてくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・宮内 宏哉)

 ◇ ◇ ◇

 高橋の最後のインターハイは、少し悔いの残る形で終わった。

「得意な組手に一度もなれず、相手に技をかけさせて終わってしまった。全然、今までの練習の成果は出せませんでした」

 1回戦で瓊浦(長崎)の平山楓海(3年)と対戦するも、ペースを握られて優勢負け。実力を出し切れず、初戦敗退に顔をゆがめた。

 柔道部は各学年3人の計9人。「人が少ないので、相手を想像してやるしかない」。軽量級の部員が多く、重量級慣れしていないため、体格の大きい相手を頭で思い描きながら練習。高橋は見事にインターハイ出場を掴んだ。練習後のウェートトレーニング、朝のラントレなども重ねた賜物だが、平日は毎日、日を跨ぐまで机にも向かっていた。

 秋田高は偏差値70を超えるともされる秋田No.1の進学校。昨年度の卒業生も東大6人など国公立大に194人が進学したほか、早慶など難関私立大にも毎年数多くの合格者を出している。

 特徴の一つが小テストだ。科目が1日に集中しすぎないよう、曜日を分散させているため、生徒はほぼ毎日小テストを受けることになっている。高橋は部活を終え、帰宅して夕食などを済ませると、夜10時頃から小テスト対策の勉強を毎日2時間ほど続けてきた。寝るのは大抵、時計の針が深夜0時を回ってからだ。

「勉強も柔道も全力で向かえる環境」と、文武両道を目指して秋田高に進学。朝も授業前のトレーニングのため始発に近い6時半の電車に乗るが、周囲のレベルの高さに負けじと学業も疎かにはしなかった。

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集