五輪のメダル獲得は日本女子4人目

　北京五輪は17日、フィギュアスケート女子フリーが行われ、ショートプログラム（SP）3位の坂本花織（シスメックス）が自己ベストの153.29点、合計233.13点で銅メダルを獲得した。日本女子のメダルは、2010年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央以来4人目の快挙となった。海外記者からは「見ていて美しい。スピードは衝撃的！」と称賛の声が上がっている。

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　会心の演技で、坂本が快挙を達成した。冒頭の2回転アクセル、3回転ルッツともに流れるような着氷で決め、リズムに乗った。7つのジャンプの要素をミスなく決め、パーフェクトと言っていい演技。6位入賞だった平昌五輪に続く、2度目の五輪で強心臓を発揮し、銅メダルを獲得した。中継映像では、最終演技のワリエワの演技で順位が決まると、涙がこぼれた。

　米放送局「NBC」のレポーター、ジョ・リン・ケント氏は「サカモトは見ていて美しい。スピードは衝撃的！　ジャンプに全集中するトルソワとは非常に異なる」とツイート。米紙「タイムズ・ユニオン」のポッドキャスト「イーグルポッドキャスト」のホスト、ジェシカ・マーシャル氏は「カオリ・サカモトのフリーの全てが大好き。もし全てが公平でクリーンなら、彼女は五輪女王だった」とつづった。

　ソチ五輪団体銅メダルのアシュリー・ワグナー氏は「カオリはこのプログラムで躍動してる。美しいわ！」と興奮気味。2014年ソチ五輪米国代表のポリーナ・エドモンズ氏は「カオリ！　プログラムを通じて突出したクオリティだった。中盤の3F-3Tは衝撃的だったわ。スピード、パワー、流れ、アイスのカバレッジ、wow！　彼女は全てを見せてくれた。本当に彼女が大好きよ」と称えた。

　金メダルはアンナ・シェルバコワ、銀メダルはアレクサンドラ・トルソワ。カミラ・ワリエワ（ROC）は4位に入ったが、ドーピング騒動で記録は暫定扱いとなる。